糖尿病の人は玄米を最低どのくらいの量を食べるといいの?
玄米は、GI値が低いので、糖尿病患者でも比較的食べても大丈夫な食品と言われています。
しかも玄米は、血糖値が上がりにくいだけでなく、
「栄養価が高い」
「太りにくい」
「便秘解消」
「美肌効果」
など、様々な良い点がありますので糖尿病患者じゃなくても、食べたほうが良いと言われる程の健康食品です。(関連記事:玄米は血糖値が上がりにくいって言うけど注意点ってあるの?)
糖尿病を患っている身としては、1日も早く白米食から玄米食へ切り替えるべきなのですが、
「どうもイマイチ気が進まない」
というのが正直なところです。
なぜかと言いますと、玄米中心の食生活になるということは、毎日、毎食とまではいかなくとも、かなり頻繁に食べなくてはなりません。
やはり、白米食を絶たねばならないと思うと、どうしても躊躇してしまうのです。
せめて、白米も食べつつ、必要最低限の玄米で効果が得られれば良いのですが・・・
でも、そんな都合の良いことってあるのでしょうか?
今回は、糖尿病患者の玄米を食べる量について考えてみたいと思います。
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糖尿病の人はどれくらいの量の玄米を食べると効果がある?
玄米好きの人は、別として、イマイチ玄米に抵抗がある人にとって気になるのが、
一体、どれだけの玄米を食べたら良いか?
ということではないでしょうか?
玄米食に慣れるためにも、できれば必要最低限の量からスタートしたいものです。
少し古い情報ですが、ハーバード大学公衆衛生学校での研究によりますと、
1週間に2回以上の玄米を摂取
すると2型糖尿病のリスクを低下させるということが解っているそうです。
<参考:英文ですので、翻訳サイト等ご活用下さい。>
https://www.hsph.harvard.edu/news/press-releases/white-rice-brown-rice-whole-grains-diabetes/
「えっ!うそっ!週2回でいいの?」
もしこれが本当なら、玄米苦手(多分・・・)の私でも、なんとかチャレンジ出来るかもしれません。
もう少し詳しく見てみたいと思います。
研究者らによりますと、
50グラムの白米(典型的な1日当たりの量のわずか3分の1)を同じ量の玄米で置き換えると、2型糖尿病のリスクが16%低下すると推定した。全粒粉や大麦などの他の全粒穀物と同じ置換剤は、リスクを36%低減させた。
と主張しています。
何を持って2型糖尿病のリスクが16%低下するか、具体的な内容は明らかになっていませんが、少なくとも週2回50gの玄米を食べるだけでも効果があるという訳です。
50g/日 × 2回/週
これなら、なんとかなりそうな気がします。
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玄米を1日1回食べるとどうなる?
週2回、50gの玄米を食べるだけで、糖尿病のリスクが減るということが分かりましたので、もう少し頑張って、
1日1回玄米を食べる
とどうなるか見てみたいと思います。
1日1回玄米を食べると・・・
まあまあ痩せる!
そして
便秘が解消される!
という意見が圧倒的に多く見られました。
「痩せる」ということについては、インスリンの分泌が抑えられているからでしょうし、「便秘改善」については、食物繊維の効果が出ているようです。
中には、
HbA1cの値が大幅に改善された!
HbA1cが正常値に戻った!
という意見も見られましたが、当然の事ながら、全員が全員というわけではなさそうです。
いずれにせよ、玄米を1日1回食べるようにすれば、糖尿病予防の他に、減量や便秘改善といった二次的メリットも享受できる可能性が出てくるようです。
これは、騙されたと思って1回やってみる価値はありそうです。
まとめ
玄米を1週間に2回、1回につき50g食べるだけでも、糖尿病のリスクを減らしてくれるというのは、イマイチ玄米食に踏み切れない私にとって、一歩踏み出す勇気を与えてくれます。
玄米50gといったら、お茶碗1/3程度ですから、これなら多少美味しくなくても、なんとかなりそうな気がします。
「善は急げ!」ではありませんが、明日、早速、玄米を買ってきたいと思います。
もし皆さんの中で、玄米に興味がありつつも、まだ躊躇している方がいらっしゃるのであれば、取り敢えず50gから始めてみるのも良いかもしれませんよ~。
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