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菊芋(キクイモ)を食べて血糖値を測定してみた!

      2017/03/10

先日、実家に帰った際、生まれて初めて、

 

菊芋

 

を食べました。

 

実は、以前からから父が、せっせと菊芋の酢漬けを作って食べていたので、気にはなりつつも、あまり美味しそうではなかったので、なかなか食べる気にならなかったのです。

 

ですが、生の菊芋が大量に余っているのを見て、

 

「腐らせてはもったいないな」

 

と思い、今回、味見もかねて食べてみることにした訳です。

 

ちなみに菊芋って何?

 

という方もいらっしゃると思うので、簡単にご説明します。

 

菊芋とは、キク科ヒマワリ属の多年草のことで、菊に似た黄色い花を咲かせます。

詳しくは、菊芋(キクイモ)が血糖値低下にいいって本当?をご覧ください。

 

これが菊芋の花!

食べる部分は、地中に埋まっている根っこ部分で、芋のような塊になっています。

実物がコレ!

「芋」と言ってますが、見た目はショウガみたいです。

イヌルンという食物繊維が豊富で、血糖値を上げない食材として知られています。

 

今回は、この菊芋を実際に食べてみて、血糖値がどうなったかお伝えしたいと思います。

 

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菊芋を調理してみた!

今回、どのように調理して菊芋を食すか?

 

アレコレ考えてみましたが、割と簡単に作れる、

 

豚汁

 

の具として活用することにしました。

 

イメージ的には、里芋の代用ですかね。

 

菊芋は、皮も食べてOKということなので、タワシで軽くこすって汚れを落とします。

こんな感じです。

どれだけ茹でたら良いか、よくわからなかったので、取りあえず煮えやすいように、輪切りにしておきます。

豚汁の作り方は、ここでは割愛しますが、人参や大根を入れるタイミングで菊芋を投入しました。

具に火が通って、味噌を入れたら出来上がり!

 

メッチャ簡単ですね。

 

ちょっとわかりづらいですが、ネギの左側にある白いのが菊芋です。

 菊芋は、下ごしらえの汚れ落とし、皮むき(やらなくても良い)がちょっと面倒くさいですが、それ以外は、大した手間もかかりませんので扱いやすい食材でした。

 

菊芋ってどんな味?おいしい?まずい?

血糖値の上昇を抑えてくれるという、菊芋

不味いと食べ続けることが出来ませんので、

どうか美味しくあって下さい!

と願いつつ、

早速、菊芋を食べてみたいと思います。

 

箸でつかむと、こんな感じです。

見た目は、ジャガイモみたいです。

 

さて、どんな味がするのか・・・

 

・・・ん?あまり味がしない?

 

芋のような風味を想像していたのですが、全く違います。

クセが無いというか、味の主張がほとんどありません。

 

強いて挙げれば、かすかにちょっと土臭いかな?

といったところですが、それもほとんど気にならないレベルです。

 無味、無臭という表現がピッタリです。

他の食材の邪魔をしませんので、色々な料理に入れられそうです。

 

食感については、皮の部分に僅かな歯ごたえが残っているものの、身の方は、かなり柔らかくトロトロしています。

 口に入れると、「ふにゃふにゃ」っとなって、あまり噛まなくても大丈夫です。

 

うーん・・・

決して不味くはないのですが、美味しくもない。

味のしないトロトロしているなんとも言えない食べ物です。

 

「じゃあ、もう食べない?」

 

と聞かれれば、

 

「そんなことはありません!」

「全然食べます!」

 

と答えてしまう、なんとも不思議な食べ物です。

 

「もしかして豚汁には合わなかったのかも?」

 

と、試しに父にも食べてもらったところ、

 

「豚汁に入れたらうまくないなぁ~」

 

と、サラッと言われてしまいました。

 

どうやら、菊芋は、汁物系には合わないようです。

 

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菊芋を食べると血糖値はどうなる?

菊芋入り豚汁は、イマイチでしたが、肝心の血糖値上昇抑制効果は、どうでしょうか?

 

早速、測ってみたいと思います。

 

<今回食べたもの>

・菊芋豚汁(豚肉、人参、大根、菊芋、ネギ、油揚げ)

・白米(約200g)

・納豆(ごま油、ネギ、醤油、つぼ漬け、ごま)

豚汁とご飯だけではどうも物足りなく思い、いつも食べてる納豆を追加しました。

 

<測定結果>

1時間後血糖値:166㎎/dl

2時間後血糖値:157㎎/dl

 

<薬の服用>

メトホルミン(糖尿病薬):服用済み

 

・・・なるほど。

予想通りと言いますか、あまり上がりませんね。

 

通常ごはん200gくらい食べると180㎎/dlオーバーは確実なのですが、そこまで上がっていません。(納豆効果もあるかもしれません)

しかも、2時間後、ちゃんと下がってくれている。(←コレ大事です!)

このレベルで収まってくれるのであれば、菊芋を食べる価値は、十分ありますね。

 

菊芋をもっとおいしく食べるには?

後から知ったのですが、菊芋を買った際、一緒にレシピが付いていたようです。

 せっかくですので、簡単に出来て、美味しそうなレシピを2つほどご紹介します。

 

<ピリ辛醤油漬け>

【材料】菊芋、醤油、鷹の爪

【作り方】

1.菊芋をよく水洗いします。

2.菊芋の皮をむき(皮付きでも可)薄切りにする。

3.醤油に輪切りにした鷹の爪を混ぜ、薄切りにした菊芋に絡めて一晩置けば完成。

 

<きんぴら風炒め>

【材料】菊芋、サラダ油、酒、醤油、だし、鷹の爪

 

【作り方】

1.菊芋を水洗いし、2~3㎜程度の厚さに切る。

2.サラダ油を引き、鷹の爪を痛めた後、菊芋、だし、酒を入れさらに炒める。

 注意:炒め過ぎに注意!シャキシャキ感が無くなります。

3.醤油で、好みの味になるまで調節して出来上がり!

 

どちらも、メチャクチャ簡単です!

 

また、菊芋は、生でも食べられますので、ポン酢や酢醤油、わさび醤油と食べても良いですし、ちょっと手間をかけられるのでされば、菊芋のてんぷらなんかもおススメです。

 

まとめ

今回、初めて菊芋を食べてみましたが、菊芋に合わない調理方法をしてしまいましたので、イマイチ菊芋の良さを感じることが出来ませんでした。

でも、血糖値の方は、しっかり押さえてくれましたので、菊芋の血糖値抑制効果は、かなり期待できるのではないでしょうか?

普段、菊芋を見かける機会は、なかなかありませんが、もし購入するチャンスがあったら、是非、食べてみてはいかがでしょうか。

 

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 - 血糖測定, 食事