筋トレだけじゃない！糖尿病にも良いプロテインの効果とは？
2016/04/30
糖尿病を改善するために、「食事療法」、「運動療法」、「薬物療法」を駆使しして、血糖をコントロールしている人は、多くいらっしゃることと思います。
かくいう私も、少しでも数値を下げようと、毎日、試行錯誤しているうちの一人です。
私の場合、食事療法と薬物療法は、苦も無く続けられるのですが、運動療法だけは、やったり、やらなかったりと、いまいち習慣化されていません。
以前、取り組んでいた筋トレも、いつ頃からか、パタッと中断してしまい、最近は、たまに軽く泳ぐ程度の運動しかやっていないのが実情です。
筋トレは、やればやるほど、筋肉が増えて代謝が上がりますので、痩せやすくなって、太りにくいというメリットがあります。
そして、何より、体型が変わり、ボディラインも引き締まりますので、見た目もかっこよくなるので、やらない手はありません。
ということは、充分わかってはいるのですが、なかなか、続かないんですね。
筋トレは、筋肉に負荷をかけ、追い込まなければなりませんので、「つらい」「きつい」というのが正直なところです。
でも、そんなことを言っていても、何も改善されることはありませんので、
「思い立ったら吉日」
ではありませんが、無理やりにでも、また、筋トレを再開したいと思います。
ところで、「プロテイン」を利用したことがある人って、いらっしゃいますか？
筋トレの効果を上げてくれるといわれている、あの「プロテイン」です
プロテインにはいくつか種類があるのですが、その中でも「ホエイプロテイン」がポピュラーと言われていますので、筋力アップの為に、ホエイプロテインを利用している人も多いと思います。
実は、この「ホエイプロテイン」には、筋トレだけではなく、糖尿病にも、効果が有るという事実があるそうです。
糖尿病にも効果あると言われているホエイプロテイン。
非常に興味があります。
今回は、その「ホエイプロテイン」の効果について、お伝えしたいと思います。
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ホエイプロテインとは？
「ホエイプロテイン」って聞いたことありますか？
プロテインは、聞いたことがあるけど、「ホエイプロテイン」は何？
と言う人もいらっしゃると思います。
プロテインは、「たんぱく質」のことで、ホエイとは、「乳清」のことです。
ですから、
「ホエイプロテイン」＝「乳清たんぱく質」
と言うとこです。
「ホエイ」は、牛乳からヨーグルトやチーズを製造する時に副産物として出来るもので、乳酸菌発酵液とも呼ばれています。
ヨーグルトのふたを開けると上の方に溜っている透明な液体があると思いますが、あれも「ホエイ」の一種です。
「ホエイ」は、低カロリー、低脂肪で、摂取後の消化が早く、たんぱく質の合成を促す際に必要なアミノ酸を豊富に含んでいるのが特徴です。
ホエイプロテインの驚きの効果とは？
ホエイプロテインは、消化が速く、素早くたんぱく質合成を行う点から、スポーツ選手やボディビルダーなど、筋肉を多くつけたい人達が、トレーニングの前後に、このプロテインを飲んでいます。
しかし、このホエイプロテインは、たんぱく質を合成する効果の他にもう一つ、素晴らしい効果があると言われています。
それは、
インスリン分泌を促進する。
という効果です。
イスラエルのテルアビブ大学などの研究者たちによりますと、
食前にホエイプロテインを飲むと、インスリン分泌を増強し、2型糖尿病に有益な血糖降下作用を持っていることが判明した。
と言っています。
なぜなら、これは、15人の糖尿病患者を2つのチームに分けて行われた実験で、食事の30分前に、一方のチームにホエイプロテインを、もう一つのチームにプラセボ（偽薬）を、飲んでもらい、血液中のインスリンの状態を調査したところ、
ホエイプロテインドリンクを飲んだチームは、プラセボを飲んだチームと比較して、
・血糖値が28％も減少していた。
・インスリンの効く速さが96％も上昇していた。
という結果がでたからだそうです。
つまり、ホエイプロテインは、食後血糖値の上昇を抑えて、血糖コントロールに有効な食品であると大きな期待を持たれているということです。
ちなみに、この、ホエイプロテインの効果が、長期間に渡って持続するのか否かまだ、不明な点もあるそうなので、今後も研究がすすめられるそうです。
是非、長期的に効果が有ることを願いたいものです。
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ホエイプロテインを飲むタイミングについて
ホエイプロテインは、たんぱく質を補って、筋肉疲労を軽減させたり、筋肉を修復させる効果の他に、血糖血の上昇を抑える効果が期待できます。
ホエイプロテインは、摂取するタイミングによっても、その効果は、随分異なってきますので、ご自身の目的に合わせて飲み分けるのも良いのではないでしょうか。
ホエイプロテインを飲むタイミングとして良いと言われているのが、以下のタイミングです。
〈朝起きた時〉
寝ている間にも体は栄養を消費していますので、起床時の体は、水分や栄養が不足しています。
そんな時に、吸収の早いプロテインを摂取すれば、胃腸にもあまり負担をかけずに栄養補給をすることが出来ますので、非常に効果的です。
〈食時の30分前〉
食事の30分前に、プロテインを摂取するとインスリンの効き目が早く表れ、血糖値の上昇を防ぐことが出来ます。
また、食事でたんぱく質が不足する可能性がある場合、たんぱく質を補う為にも、プロテインを飲んでおくということは有効です。
〈トレーニングの１～２時間前〉
トレーニングの１～２時間前に摂取すると、トレーニング時のエネルギー源となって、疲れにくいという効果が期待できます。
トレーニングの効果を上げるためにも、事前にプロテインを摂取するということは有効です。
〈トレーニング後30分以内〉
トレーニング直後は、最も筋肉が損傷している時です。
この時は、たんぱく質がダイレクトに筋肉の栄養として使われている時間帯で、筋肉のゴールデンタイムとも呼ばれいます。
筋肉のゴールデンタイムに、筋肉の元となるたんぱく質を補給してあげれば、トレーニングの効果も十分に発揮され、効率的に筋肉をつけることが可能になります。
〈就寝１～２時間前〉
人は、寝ている時にも成長ホルモンを分泌していて、トレーニングで傷ついた筋肉を修復しています。
この時に、筋肉の元となるたんぱく質が満たされていると、筋肉作りがどんどん行われて、筋肉増強につながると言われています。
まとめ
ホエイプロテインは、筋肉増強の効果だけでなく、血糖値の上昇スピードを押さえたりインスリンの効きを早めたりする効果がありますので、糖尿病を患っている人にとって、一石二鳥の食品ではないでしょうか。
血糖値が上がりにくいという点だけでも、摂取してみる価値があると思いますが、筋トレも合わせ実施するとその効果は、より大きいものとなるのは間違いありません。
わたしも、今日から、プロテインを飲んで、ナイスバディ＆糖尿病改善に努めたいと思います。
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