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歯周病は様々な病気を引き起こす万病のもと

      2017/02/26

「8020(はちまるにいまる)運動)」って聞いたことありますか?

 

8020運動とは、

 

80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」

 

という運動です。

 

厚生労働省と日本医師会の旗振りで平成元年から推進されています。

 

大人の歯は、通常、親知らずを入れると上下16本で32本、親知らずが生えてこない人でも28本あります。

 

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なぜ、80歳で自分の歯を20本保つことを目指すのか?

食事が「おいしい・おいしい」と感じている人は、平均で約20.1本の歯があって、20本以上の歯があれば、殆どの食べ物をかみ砕くことができ、食事をおいしく食べることができるからなんだそうです。

 

体の健康を保ち、おいしく食べる為にも、「歯」は、欠かすことのできない大切な宝物です。

せっかく長生きしても、歯が健康でなければ、楽しみも半減してしまいますよね。

 

20.1本は、あくまで平均値ですので、20本以上の人もいれば、20本より少ない人もいる訳で、20本あれば良いという訳ではありませんが、

 

「おいしい」と感じる人    平均19.3本

「普通」と感じる人      平均16.8本

「おいしくない」と感じる人  平均11.1本

 

という結果だけ見ると、やはり歯の本数が多い人の方が、食事をおいしく感じているようです。

 

歯を失う主な原因は?

大切な歯を失ってしまう最大の原因は、虫歯と歯周病です。

特に歯周病は、自覚症状が無く進行していきますので、気が付いた時には、すでに手遅れというケースも珍しくありません。

 

日本では、中高年の80%以上の人たちが、この歯周病にかかっていると言われています。

 

 

静かにそして確実に進行する歯周病!

歯周病を引き起こす原因は「歯周病菌」です。

 

この歯周菌は、歯と歯茎の間にたまっている歯垢の中に潜んでいます。

正しいい方法で歯を磨かないと歯垢を除去することは出来ませんし、不規則な食生活も歯垢が増える原因となります。、

 

歯周病菌は、歯茎にダメージを与え、少しずつ少しずつ、歯を支える組織を破壊していきます。

 

やっかいなことに、痛みなどの自覚症状は、ほとんどないので、気が付かなくて、ひどくなってしまうケースが多いのです。

 

歯周病の進行レベルとは?

歯周病には、その症状に応じてⅠ~Ⅳまでのステージがあります。

 

I期・・・歯肉炎 (歯周ポケット 3㎜以内)

歯周病菌の出す毒素などで歯茎に炎症がおこります。

赤くはれることもありますが、見ただけでは、なかなか分かりません。

 

Ⅱ期・・・軽度歯周炎(歯周ポケット 3㎜以上~5㎜以内)

歯と歯茎の間に歯周ポケットと言う溝ができて、歯垢や歯石がたまるようになります。

歯茎から出血したり、場合によって膿がでることもあるようです。

歯を支えている歯槽骨が溶け始めるのもこの時期です。

 

Ⅲ期・・・中等度歯周炎(歯周ポケット 5㎜~7㎜)

炎症が歯や歯茎の奥まで進み、歯茎はブヨブヨの状態になります。

血や膿が出るようになり、口臭もひどくなります。

歯槽骨がかなり溶けて、歯がグラグラしてきます。

 

Ⅳ期・・・重度歯周炎(歯周ポケット7㎜以上)

歯周病の末期症状です。

歯槽骨が、ほとんど無くなっていますので、歯根が見えます。

物を噛むことも出来ずに、歯が抜けてしまう場合もあります。

こうなると、歯の保存は、難しく、あとは抜くしか手立てがありません。

 

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歯周病は全身の様々な病気を引き起こす万病のもと!

歯周病が恐ろしのは、歯を失わせるだけでなく、体のあらゆるところの病気に関わっていて、症状を悪化させてしまうところです。

 

歯周病が影響を及ぼす病気

 

心臓・・・   狭心症・心筋梗塞

心臓・・・   心内膜炎

すい臓・・・  糖尿病

子宮・・・   胎児の低体重化・早産

手足の先・・・ バージャー病

脳・・・    認知症

血管・・・   動脈硬化

肺・・・    肺炎

お腹・・・   肥満

骨・・・    骨粗しょう症

 

歯周病の予防は心臓の病気も防ぐことにつながります!

歯周病が悪化して歯周病菌が血液中に流れ込みます。

もし心臓の内膜に歯周病菌が付いてしまいますと心内膜炎という死に至る病を引き起こすことがあります。

 

また、動脈硬化を起こしている血管に歯周病菌が付着すると、血管を狭めてしまう作用があると考えられており、動脈硬化を起こした心臓の血管壁から歯周病菌が検出されているとの報告もあります。

歯周病予防には、歯周病専門薬用プロポリスハミガキがオススメです!

歯周病は糖尿病を引き起こし悪化させる?

歯周病がひどくなって歯茎の炎症が続くと、TNF-αと言う物質が増えて血液中に流れ込みます。

 

TNF-αは、炎症性のサイトカインの一種で、腫瘍を壊死させる働きがあります。

TNF-αが増えすぎてしまうと、血糖値をコントロールするインスリンの働きを妨げると言われており、血糖値に悪影響を及ぼすと考えられています。

 

従って、歯周病を治療すると糖尿病が改善されると言われるわけです。

 

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女性は要注意!意外と知らない女性のからだと歯周病

歯周病菌が妊娠・出産にも悪影響?

妊婦さんが歯周病になってしまいますと、赤ちゃんが小さく生まれたり、早産のリスクが高まると言われています。

 

これは、歯周病菌の炎症から発生する、子宮の収縮に関わる物質が、胎盤に何らかの影響を与えるからだと考えられています。

 

妊婦さんは、つわりの影響で歯磨きが出来なかったりしますので、歯茎が炎症を起こして歯周病になる人が多くいるそうです。

 

生まれてくる子供のためにも、お口のケアは、しっかり行いましょう。

 

骨粗しょう症と歯周病はお互いに関係し合ってる

骨粗しょう症の人が、歯周病になると、歯を支える歯槽骨が急激に痩せてしまいます。

 

また、歯周病で歯を失うと噛む力が衰えるので、カルシウムも不足がちになってしまい、更に骨を弱めるという悪循環におちいってしまします。

 

歯周病菌が肺炎を起こすこともあります

高齢者が亡くなる原因として最も多いのが肺炎です。

肺炎は肺にウィルスや細菌が感染して起こります。

 

高齢者や寝たきりの人は、飲み込む力が衰えていることが多く、食べ物や唾液が誤って肺に流れ込んでしまい、口の中の細菌が肺に感染してしまうのです。

 

いつも口の中を清潔にし歯周病を予防することが、肺炎を防ぎ命を助けることになります。

歯周病予防には、歯周病専門薬用プロポリスハミガキがオススメです!

 

まとめ

健康で長生きする為には、健康な歯が必要です。

20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物を咀嚼できますので、食事を楽しむことが出来ます。

 

虫歯や歯周病は、その大切な歯を奪う脅威の存在です。

 

歯周病は自覚症状が無く、静かに進行しますが、症状が悪化するにつれ、体全体にも歯周病菌が血管を通じて流れ込みます。

 

そして様々な器官に悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

からだの健康は、歯と歯茎からです。

 

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 - 予防, 合併症, 歯周病, 血流