糖尿ライフ.com

30代で糖尿病と診断された元サラリーマンがお伝えする、糖尿病と一緒に生きていく人の為の情報ブログ

*

豆乳は体にいいのか?

   

最近、豆乳を飲むようになりました。

 

理由は単純で、体に良さそうだから。

 

子供のころの話ですが、母親が近所の豆腐屋で豆乳を買ってきては、

「体にいいから」

と、子供たちに飲ませていたのを思い出したので、久しぶりに飲んでみようと思い、1パック買ってみました。

意外と言っては失礼ですが、結構おいしくてびっくりしました。

なぜなら、当時、私が飲んでいた豆乳は、ただ豆腐が液体となっただけのような、お世辞にもおいしいとは言えない飲み物でだったからです。

 

見た目も現在のような、冷蔵庫に保存できるような紙パックには入っていなくて、おばちゃんが、ひしゃくで透明ビニール袋の中に直接豆乳を入れてくれるのが普通でした。

豆乳は豆腐屋で買うもので、スーパーではなかなかお目にかかれなかったような気がします。

 

体に良いと言われている豆乳ですが、実際のところ、どんなところが体に良いのでしょうか?

今回は、体に良いと言われている豆乳について考えたいと思います。

 

スポンサーリンク

 

こんなにある豆乳の力!

豆乳には、とても多くの効果があると言われています。

 

主な効果を挙げてみても、

 

・美肌効果

・動脈硬化予防

・骨粗しょう症予防

・美髪効果

・皮脂酸化予防

・生理不順改善

・更年期障害予防

・便秘改善

など、美容と健康に良いのが分かります。

 

ビタミンが豊富

◇抗酸化作用

豆乳には、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンEなど、ビタミン類が大変多く含まれています。

昔から、「ビタミン類は肌に良い」と言われていますが、中でも、ビタミンEは特に美肌効果が高いビタミンと言われています。

 

ビタミンEは、細胞や血液中の脂肪を活性酸素により酸化されるのを防ぐ働きがあります。

活性酸素の影響で、細胞の酸化が促進してしまうと老化を早めたり、生活習慣病の原因となります。

 

糖尿病の合併症の一つである動脈硬化も、血液中のコレストロールが活性酸素によって酸化して、血管の壁に付着してしまうことが原因の一つですので、抗酸化作用のあるビタミンEを摂取することは、合併症予防や健康な体を維持するのに欠かせません。

 

 

◇血行を良くし血管を健康にする

ビタミンEには、毛細血管を拡張し血行を良くする働きがあります。

そのため、肌の隅々まで血流が行き渡るようになりますので、肌荒れを予防したり、冷え性や肩こりなどの血流障害からくる体の不調を改善するのに効果を発揮します。

 

また、豆乳に含まれている良質なたんぱく質によって、血管の弾力性を高めるとともに、柔らかくしなやかにしてくれます。

 

豆乳は、血液の流れを良くするだけでなく、血管そのものにも良い影響を与えてくれますので毎日摂り入れたい飲み物ですね。

 

 

大豆イソフラボンの働きがすごい!

豆乳の原材料は、大豆ですので、大豆の栄養素が豊富に詰まっています。

大豆に含まれている、イソフラボンは有名ですが、女性ホルモンと同じ働きをすると言われていますので、生理不順や便秘、冷え性などの改善にとても有効であると期待されています。

 

また、早い人では、45歳位から55歳位までの間に更年期障害が起こると言われていますが、これは、女性ホルモンの「エストロゲン」が減少することが一番の原因となっています。

 

更年期障害の代表的な症状として、頭痛、倦怠感、のぼせ、発汗、めまいなどがありますが、

この他に高血圧、コレストロール増加なども見られることがあるようです。

 

加齢によって不足する女性ホルモンの「エストロゲン」を補ってくれるのが、豆乳に含まれているイソフラボンです。

 

豆乳は手軽に大豆の栄養素とイソフラボンを摂取することができますので、更年期を迎える方には是非飲んでいただきたい飲み物です。

 

イソフラボンの適量は、最大70mg程度と言われいます。

1日ですと、200ml~400ml程度を目安に摂取すると良いと思います。

 

一度に大量に飲むより、適量を毎日飲み続けるのがポイントです。

また、過度なイソフラボンの摂取は、乳がんのや生理不順の原因となるとも言われていますのでくれぐれも過剰摂取しないように気を付けましょう。

 

スポンサーリンク

 

カルシウム、アミノ酸がたっぷり!

豆乳には、カルシウムが多く含まれていますので、骨粗しょう症の予防にも最適です。

骨粗しょう症は、年齢とともにカルシウムの量が減っていき、骨がスカスカの状態になる大変怖い病気です。

 

骨粗しょう症を予防するためには、カルシウムを多く含む食品を取り、日光を浴びながら、適度な運動をすることが良いと考えられています。

 

豆乳には、カルシウムを骨に定着させる重要な役割を果たす、マグネシウムも多く含まれていますので、カルシウムとマグネシウムを同時に摂取できる豆乳は、骨粗しょう症を予防する上で最適な飲み物です。

 

トレーニング時の栄養補給にも!

たんぱく質には、動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類があります。

 

トレーニングには、このたんぱく質をしっかり補給する必要があるのですが、一般的には動物性たんぱく質を摂取するのが常で、植物性たんぱく質は、アミノ酸がほとんど無く、栄養補給には不向きと言われています。

 

豆乳は、もちろん植物性タンパク質です。

 

しかし、豆乳のたんぱく質の構造は、動物性たんぱく質に近いので、しっかりアミノ酸を摂取できるということが分かっています。

 

動物性たんぱく質は、アミノ酸をしっかり摂取できる代わりに、脂肪やコレストロールが溜りやすいという欠点がありますが、豆乳のたんぱく質はこれらの欠点が無く、脂肪やコレストロールが溜りにくい理想的なたんぱく質であると言われています

 

豆乳は、トレーニング時の栄養補給に最適な飲み物なのではないでしょうか。

 

 

飲み過ぎ厳禁!

体に大変良いとされている豆乳ですが、もちろんデメリットもあります。

 

豆乳のデメリット、それは、

 

過剰摂取です。

 

豆乳に含まれる、大豆イソフラボンは、女性ホルモンと同様の作用がありますが、一方で発がんの可能性があると示唆されています。

 

しかしこれは、豆乳自体に発がん性物質が含まれているという訳ではなくて、豆乳やサプリメントなどの濃縮物の過剰摂取に対して注意が促されたということらしいので、過度に恐れる必要はないと思いますが、やはり過剰摂取は避けた方が無難だと思います。

 

ちなみに、豆乳を飲み過ぎると、男性なのに乳房が女性のように大きくなってしまったという事例もありますし、逆に生理不順になってしまったという女性もいらっしゃるようです。

 

やはり、大豆イソフラボンは、女性ホルモンに影響を及ぼしますので、適量を摂取するようにしましょう。

 

余程取り過ぎでなければ、神経質になる必要はないと思いますが、もし、

「取り過ぎたな」

と思われることがありましたら、1日~2日程大豆製品を抜けば問題はないそうです。

 

まとめ

体に良いと言われている豆乳ですが、調べてみるとやはり体に良いことが分かりました。

特に血管をしなやかにしたり動脈硬化を予防する効果が高いということは、糖尿病を患っている私たちにとって合併症のリスクを下げてくれますので、大変心強い飲み物ではないでしょうか。

加えて、美容効果も高く、肌荒れや便秘、骨粗しょう症など加齢とともに心配となる症状にも効果を発揮してくれるのはうれしい限りです。

 

1日コップ1杯~2杯(200ml~400ml)程度の適量を守って、毎日きちんと飲むだけでよいので、どなたでも手軽に始められるのもいいですね。

 

皆さんも、今日から豆乳生活を始めてみては、いかがでしょうか。

 

スポンサーリンク

 - 予防, 合併症, 飲み物