糖尿ライフ.com

30代で糖尿病と診断された元サラリーマンがお伝えする、糖尿病と一緒に生きていく人の為の情報ブログ

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糖尿病と細菌感染の関係とは?

   

3週間前くらい前からでしょうか?

 

胸の骨が痛みだしました。

丁度、気管の辺りの骨です。

 

普段は特に痛くないのですが、

 

指で押すと

 

イテテテッ

 

体を捻ると

 

イテテテッ

 

と言った感じです。

 

特に、寝返りを打つ時やベッドから起き上がる時に

 

ズキッ

 

とした痛みが走りましすのでちょっとしたストレスになっていました。

 

で、そうこうしているうちに、今度は、左ひじが痛み出します。

特にどこかにぶつかった訳ではありません。

 

最初は、

 

寝ている時に腕をひねったかな?

 

と思いましたが、日が経つにつれ痛みが増し、湿布を貼ってもアンメルツヨコヨコを塗っても一向に良くなりません。

 

そして、次第に腕が曲がらなくなり、そして腕が伸ばせなくなってきましたので、

 

これは、ちょっと変だ!

 

ということで整形外科に行って診てもらうことにしました。

 

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胸の痛みと肘の痛みの原因は?

診察して頂いた先生は、見るからに、

 

ザ・ドクター

 

と言った感じの威厳のある方でした。

 

先生にこれまでの症状について一通り説します。

 

<胸の骨(気管の辺りの骨)の痛み>

・3週間くらい前から痛み出す

・体を捻ると痛む

・寝返りや起き上がる時に痛む

・痛みの原因について思い当たる節は無い

 

<左肘の痛み>

・2週間くらい前から痛み出す

・寝違えた時、ひねった時に起きるような痛み

・段々痛みが強くなり、腕が曲がらない、伸ばせなくなった

 

先生は、真剣な眼差しで私の話を聞き終えると触診を始めます。

 

まずは、胸の骨から。

上から順番に押していきます。

 

何箇所か押された箇所に激痛が走ります。

 

ううっ!痛い!

 

そして今度は、左ひじです。

 

どこまで伸びるのか?

どこまで曲げられるのか?

 

を確かめた後、患部探るように念入りに触診します。

 

そのたびに痛みが走りますが、やがて。

 

「肘が、かなり腫れていて水が溜まっています。」

 

「精密検査をしなければ、ハッキリした原因は分かりませんが、恐らく細菌に感染している可能性が高いです。」

 

「細菌に感染している場合、入院&手術が必要です。」

 

とおっしゃいます。

 

ワタシ

「さ、細菌???」

「マ、マジっすか???」

「細菌って、いったいなんの細菌ですか?」

 

先生

「それは、検査をして詳しく調べてみないと分かりません」

 

 

ワタシ

「薬じゃ治りませんか?」

 

先生

「これは、まじめな話しですが、放っておくと命に関わりますのですぐに処置が必要です。」

 

入院???

手術???

 

ほんとかよ~(涙)

 

正直そんなことは、これっぽちも考えていなかったので、ちょっと動揺してしまいました。

 

しかも、命に関わるなんて・・・

 

糖尿病になると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなること、はもちろん知っていましたが、まさかこういうパターンもあるなんて正直驚きです。

 

ちょっと認識が甘かったかもしれません。

 

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糖尿病と細菌感染の関係は?

一般的に糖尿病になると、感染症にかかりやすくなると言われています。

 

理由はいくつかあるのですが、代表的な理由として、

 

白血球の機能低下

 

が挙げられます。

 

人の体は、ウイルスや細菌が体内に入って来た時に免疫システムが働いて、体を守ります。

そして体を守る役割は主に白血球が担っているのですが、その白血球の中に、

 

好球中(こうきゅうちゅう)

 

という成分があります。

 

通常、体に入って来たウィルスや細菌は、この好球中に取り囲まれて死んでしまうのですが、糖尿病で高血糖状態が続いていますと、好球中の機能が低下してしまいウィルスや細菌を殺しきれなくなってしまいます。

 

また、悪いことにウィルスや細菌は、血液中の糖分を栄養分として活発に活動してしまいますので、より感染症にかかりやすくなってしまうのです。

 

この他にも、

 

高血糖であることで本来、同じ病原体が入って来た時に素早く防御反応する示す、

 

免疫反応

 

が低下したり、

 

高血糖によるドロドロ血の影響で、白血球や酸素、栄養が細胞へ充分に行き渡らず、

 

病原体をやっつけられない

細胞の回復力の低下

 

などによっても感染症を悪化させたり、回復が遅くなってしまうということがあるのです。

 

糖尿病の人は、ちょっとおかしいな?と思ったらすぐ病院へ

健康な人もそうですが、糖尿病の人は特に少しでも体に変化があったら病院に行くことをお勧めします。

 

今回の私のように、勝手な思い込みで診察を先延ばしにしていたら、実は、自分が考えていた病気とは、

 

全く違っていた!

 

なんてことがあるからです。

 

特に、めったに病院に行かない方(例えば健康診断で年1回しか検査しないなど)は、知らず知らずのうちにHbA1cの値が上昇していて、免疫力が低下し、

 

感染症にかかっていた!

 

なんてことも十分あり得るのです。

 

現時点で、私の症状が細菌感染しているのか、原因が糖尿病が関係しているのかは、わかりませんが、可能性としては十分考えられると思います。

 

もしかすると、少し前に手と足の甲に突然発生した謎の湿疹も免疫力の低下によって起きたのかもしれません。(関連記事:手の甲と足の甲に突然謎の湿疹が出た!

 

まとめ

今回、胸の骨と肘の骨に痛みが発生したにもかかわらず、すぐに病院に行かなかった結果、ちょっとした痛みが、激痛に変わり日常生活に支障がでるまでになってしまいました。

 

病院での触診による一次判断は、

 

細菌感染による関節炎の疑いあり!

 

ということです。

 

果たして実際のところはどうなのでしょうか?

 

次回、その辺の結果についてお伝えできればと思います。

 

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