糖尿ライフ.com

30代で糖尿病と診断された元サラリーマンがお伝えする、糖尿病と一緒に生きていく人の為の情報ブログ

*

合併症の予防におすすめ!青パパイヤのすごい栄養素とは?

      2016/06/29

皆さんは、パパイヤを食べたことがありますか?

 

南国フルーツで有名なあのパパイヤです。

 

正直なところ、私は、あの独特な風味があまり好きではなく、全く食べれない訳ではないのですが、好んで食べるということはありません。

 

でも、先日、「パパイヤサラダ」なるものを食べてみたのですが、これがなかなか美味しくて、ちょっとハマりそうです。

 

パパイヤがあまり好きでないのに、なぜ?

と、お思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、サラダに使われているパパイヤは、フルーツというよりも、むしろ野菜に近く、味も触感も全く別の食べ物と言っても過言ではありません。

 

ですから、あの独特な風味が苦手な私でも、サラダですと美味しく食べることが出来るのです。

 

ご存知の方も多いとは思いますが、フルーツとして食べるパパイヤは、黄色やオレンジ色をした完熟パパイヤで、サラダに使っているパパイヤは、まだ未完熟な「青パパイヤ」が使われています。

 

この「青パパイヤ」は、甘みが少なく、例えるなら生の大根やニンジンと言ったらいいでしょうか?

 

大根よりも、もう少し歯ごたえがあって、シャキシャキと言うよりは、ジャキジャキした触感です。

 

この触感が何とも言えず、ついつい口に頬張ってしまうのです。

 

おススメの食べ方は、いくつかあるのですが、やはりパパイヤサラダといえば、

タイ料理で有名な「ソムタム」です。

 

スライサーで細く千切りにした「青パパイヤ」をニンジンやライム、トマト、ニンニク、ピーナッツ、乾燥エビとナンプラーや砂糖などの調味料と混ぜ合わせるだけで簡単に出来るお手軽料理です。

 

唐辛子を入れてちょっとピリ辛にすれば、ビールのおつまみにもよく合います。

 

ついでに、もう一つ。

 

こちらは、もっとシンプルで、細切りにした「青パパイヤ」に「みそだまり」という調味料をかけるだけ。

※みそたまり:味噌の中にたまる、うま味のエキスのことです。

misotamari

味噌や醤油とは、またちょっと違う風味で、ジャキジャキした青パパイヤとよく合います。

 

この食べ方ですと、ついつい食べ過ぎてしまい、こんなに食べて大丈夫か?

 

と心配になるくらいです。

 

モリモリ食べてしまう青パパイヤ。

 

実は、青パパイヤは、知る人ぞ知るメディカルフルーツの一つで、体に大変良い食べ物なんだそうです。

 

今回は、この青パパイヤについてお伝えしたいと思います。

 

青パパイヤって何が体に良いの?

青パパイヤの栄養素(可食部100gあたり)を見てみますと、

 

[日本食品標準成分表より]

カロリー:39kcal

タンパク質:1.3g

脂質:0.1 g

炭水化物:9.4g

 

<ビタミン>

ビタミンA:10

ビタミンC:45mg

ビタミンE:0.1mg

ビタミンB₁:0.03mg

ビタミンB₂:0.04mg

葉酸:38㎍

 

<ミネラル>

ナトリウム:5mg

カリウム:190mg

カルシウム:36mg

マグネシウム:19mg

鉄:0.3mg

 

となっています。

 

<青パパイヤはビタミン・ミネラルが豊富>

栄養価が高い割に、カロリーが低く、ビタミンミ、ネラルが豊富に含まれているのが特徴です。

 

中でも、抗酸化物質であるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが大変多く含まれていますので、動脈硬化、がん、免疫力低下、老化などの進行を抑える働きがあります。

 

活性酸素は、細胞を傷つける性質を持っていますので、実は、糖尿病の発症も活性酸素が原因の一つではないかと考えられています。

活性酸素によって、すい臓細胞が傷つけられるというのがその理由です。

 

ですから、糖尿病の発症を抑えたり、進行を遅らせる上でも、抗酸化物質が豊富なパパイヤを摂取することは、大変有意義なことと言えるのではないでしょうか。

 

<青パパイヤは葉酸が豊富>

パパイアには、葉酸が多く含まれています。

 

一般の人は、1日200㎍が必要とされていますが、妊娠中の方は、その倍の400㎍が必要とされています。

 

不足しがちな葉酸を補給するのにおススメ出来るフルーツの一つと言えます。

 

スポンサーリンク

 

青パパイヤは低GI食品!

フルーツは比較的GI値が低いものが多いですが、中でも青パパイヤはGI値が低いです。

 

青パパイヤのGI値は、

 

25

 

程度です。

 

普通のパパイアでも30程度と、大変低い値となっています。

 

血糖値が上がりにくいパパイヤは、糖尿病を患っている人でも安心して食べることが出来できます。

 

他にもある青パパイヤだけのすごい力とは?

フルーツが体に良いと言われる理由に、活きた酵素やファイトケミカルをを多く含んでいることが挙げられます。

 

酵素は、生物が活動する上で、無くてはならない物質で、

 

「消化吸収」や「代謝」、「排泄」など、あらゆる活動に関わっています。

 

私たちが、いくら食べても、酵素が無ければ、体には全く吸収されず、エネルギーとして活用することは出来ないのです。

 

青パパイヤのパパイン酵素とは?

青パパイヤにも多くの酵素が含まれていますが、中でも注目すべきは、

 

タンパク質、脂質、糖質を分解できる、

 

「パパイン酵素」

 

です。

 

パパイン酵素は、

 

タンパク質を分解する酵素:プロテアーゼ

脂質を分解する酵素:リパーゼ

糖質を分解する酵素:アミラーゼ

 

などがたっぷり含まれており、消化を促進するとともに老化の原因となる活性酸素を取り除く働きもあります。

 

ちなみに、パパイン酵素は分解する能力が高いことから、医薬品の指定を受けていて、実際に医療現場でも活用されています。

 

青パパイヤは解毒効果もばっちり!

青パパイヤには、イソチオシアネートという物質が含まれていて、がんの予防や肝臓の解毒作用があることが分かっています。

 

青パパイヤを1日200g程度食べると解毒効果が促され、一度で3日程度は、その効果が続くと言われています。

 

青パパイアはファイトケミカルが豊富!

ファイトケミカルは、野菜や果物、豆類、海藻、お茶などの成分から発見された天然の化学物質です。

抗酸化力や免疫力の向上など、人の健康に役立つことが期待されている物質で現在でも様々な研究が進められています。

 

最近では、5大栄養素と並び、体に必要な成分と考えられていて、有名なファイトケミカルである、

ポリフェノール

カテキン

大豆イソフラボン

 

などを積極的に摂取することが奨励されていますのでポリフェノールたっぷりの青パパイヤは、まさにぴったりの食材です。

 

まとめ

青パパイヤは、カロリーが低く、低GI食品でもありますので、糖尿病の方でも安心して食べることが出来ます。

 

また、強い抗酸化力を発揮するビタミンA、ビタミンC、ビタミンEをはじめ、パパイン酵素やポリフェノールなどのファイトケミカルも豊富に含まれていますので、免疫力の向上や老化の防止に役立ち、ひいては、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞と言った糖尿病と深い関わりのある合併症の予防にも繋がります。

 

まだ私は、青パパイヤとの付き合いは浅いのですが、すでに青パパイヤ魅力に憑りつかれており、これから機会があれば、どんどん青パパイヤを食べていこうと思っている次第です。

 

スポンサーリンク

 - フルーツ, 予防, 合併症