糖尿ライフ.com

30代で糖尿病と診断された元サラリーマンがお伝えする、糖尿病と一緒に生きていく人の為の情報ブログ

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ふくらはぎがつる原因が糖尿病って本当?

      2016/04/23

夜、スヤスヤと気持ちよく眠っている時、突如、襲ってくるふくらはぎへの激痛。

 

 

そうです、あれです、あの憎き、こむら返りです。

 

あまりの痛さに飛び起きて、

 

「ぐぅぉ」

 

ですとか

 

「んうぅぉ」

 

ですとか、声にならないうめき声を上げながら、必死にアキレス腱を伸ばす私。

 

なんとも情けない姿です。

 

特に冬の寒い時など、眠いわ、寒いわ、痛いわで、本当に勘弁してほしいものです。

 

以前、毎日とは、言わないまでも、就寝中ちょくちょく、ふくらはぎがつることに悩まされた時期がありました。

 

みなさんは、夜寝ている時にふくらはぎがつることってありませんか?

 

私の場合、もともと、つりやすい体質に加え、「疲労や加齢のせいかな?」と思っていたので、特に何か対策をしていたということはありませんでした。

 

でも、ある時から、つる回数も減り、今では、ほとんどつるようなことが無くなりました。

 

それは、なぜでしょうか?

 

 

それは、恐らく、糖尿病の治療を開始し始めてからつる回数が減ったような・・・気がします。

 

糖尿病と「ふくらはぎ」がつることって何か関係があるのでしょうか?

 

今回は、糖尿病と「ふくらはぎ」がつる関係についてお伝えしたいと思います。

 

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「足がつるって」どういうこと?

足がつるというのは、筋肉が意識せずに急激に収縮して、そのまま固まってしまい、数秒から数分間動かせない状態のことを言います。

 

医学的には、「有痛性筋痙攣」と呼び、足の指、足の裏、ふくらはぎなどに良く症状が現れます。特に激しい運動の後や、水泳中、睡眠中に発症することが多いのが特徴です。

 

ふくらはぎは、漢字で「腓」と表すことから「ふくらはぎ」がつることを別名「腓(こむら)返り」と呼んでいます。

 

「ふくらはぎ」がつる原因とは?

運動中に「ふくらはぎ」がつる原因としては、急に筋肉を使ったり、筋肉を使い過ぎたことによる筋肉疲労が主な原因と考えられています。

 

また、睡眠中に起こる「ふくらはぎ」のつりは、体温が下がったことによる、血行不良の場合や、何らかの原因でふくらはぎに力が入り過ぎて、筋肉が緊張・収縮してしまって起こります。

 

このほかにも、たくさん汗を掻き過ぎて、体内のミネラルが不足してしまったときにも、つりやすくなってしまうと言われています。

 

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「ふくらはぎ」がつるのは糖尿病も関係している?

糖尿病の合併症の一つとして、神経障害があります。

 

神経障害には、手足のしびれ、感覚異常のほか、様々な症状がありますが、その一つに、

 

「足がつる」

 

とういう症状があるようです。

 

なんでも、糖尿病を患っている人の、約3割の方は、

 

こむら返り、すなわち、ふくらはぎが、つる症状が現れるそうです。

 

理由の一つとして、糖尿病が進行し、高血糖状態が続くと神経にダメージを与えてしまうことが挙げられます。

ダメージを受けた神経は、本来の正常な働きが出来ずに乱れてしまい、筋肉が異常収縮を起こしてしまうという訳です。

もう一つ考えられる理由としては、糖尿病の人は、血液がドロドロしていて、血流が悪くなっているという点がも、ふくらはぎがつる原因であると考えられています。

 

もし、ふくらはぎが頻繁につる場合は、糖尿病の可能性も考えておいた方がいいかもしれません。

 

「ふくらはぎ」がつった時の対処法

ふくらはぎが、つった時は、かなりの痛みが伴いますので、慌ててしまうこともしばしばです。

 

まずは、慌てず、体の力を抜いて、つま先をすねの方向へ反らせてストレッチします。

10秒くらいは、ストレッチした状態をキープして、痛みが無くなるまで何度か繰り返します。

 

もし立ち上がる余裕があれば、アキレス腱を伸ばす動作を行えば、確実に症状が改善されます。

 

アキレス腱を伸ばす場合、かかとを床に付けた状態で10秒間ストレッチをするのが効果的です。

 よく私は、明け方、飛び起きて、暗闇の中一人、痛みが落ち着くまで黙々とアキレス腱を伸ばしています。

 

「ふくらはぎ」がつらないようにする為には?

ふくらはぎがつる原因が、糖尿病の神経障害が原因の場合、血糖値を安定させ、神経障害をこれ以上進行させないことが重要です。

 

食事や運動による改善はもちろんのこと、必要であれば薬物療法も取りいれて、血糖値をコントロールするように努めましょう。

 

通常のふくらはぎに対するケアは、

 

・体を冷やさない。

・お風呂などで体を温め血行を良くする。

・運動の前は、準備運動、柔軟体操をしっかりと行う。

・運動前後、睡眠前には、水分と同時にミネラルも補給する。

・普段から、ふくらはぎをよくマッサージしておく。

 

などが効果的です。

 

まとめ

ふくらはぎがつる原因の一つに、糖尿病の合併症、神経障害が挙げられます。

神経障害は、合併症の中でも比較的、早い段階で現れて、手足のしびれや、感覚異常と同じように、ふくらはぎがつるという症状を発症します。

 

特に激しい運動もしていないのにも関わらず、頻繁にふくらはぎがつる場合は、糖尿病を疑ってみた方が良いかもしれません。

 

以前、糖尿病と診断される前か、後だったか忘れてしまいましたが、少なくとも治療を開始した頃は、しょっちゅう足がつってたような記憶があります。

 

しかし、ここしばらくは、幸いなことに、ふくらはぎがつった記憶はありません。

 

もしかすると、最近、ha1cの値が、当時と比べると随分と落ち着いているのが良い影響を与えているのかもしれません。

 

ですから、もし、また、寝ている時にふくらはぎが、つりはじめるようでしたら、糖尿病が進行していると考えてもいいかもしれませんね。

 

あの、夜中に飛び上がるほど痛い、強烈なふくらはぎの痛み。

 

本当に勘弁して欲しいですから、これからも節制に努め、ha1cの改善に邁進したいと思います。

 

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