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運動とバナナって相性が良いって本当?食べるタイミングは?

      2016/03/30

皆さんは、バナナはお好きでしょうか?

 

実は、私は数日前まで苦手でした。

 

全く食べられなかった、という訳ではないですが、あの食感と匂い、そしてなんとも言えない甘さが、どうも苦手だったのです。

 

「このバナナ、おいしいから食べてごらん」

 

と、ちょっと珍しいバナナや高級品?と思われるバナナを差し出されても、お断りするか、せいぜい1本位しか口にすることはありませんでした。

 

ところが、なんと先日、自らバナナを手にして、何と3本も食べてしまったのでした。

しかも、「うまい!うまい!」と今まではありえなかったコメントを残して!

 

その日は、普段より少しきつめの運動をしたので、かなりバテて、フラフラになって帰ってきました。

いつもなら、シャワーを浴びて、ご飯にするのですが、食欲が出ず、ただただ、水分を補給するのが精一杯な状態でした。

 

ふと、テーブルを見てみると、3本残ったバナナが置かれていたので、じっと見ていると、無性に食たくなって、手に取って一口食べてみたら、

 

なんと、

 

「おいしい!」

 

ではありませんか。

 

全く食欲が無いにも関わらず、おかしなことに、バナナだとパクパクと食べれてしまったのです。

 

今まで、苦手だったのに不思議な話ですね。

 

たまたま、運動の後だったので、糖分を欲していただけなのかもしれませんが、他にも甘いものはありましたので、なぜ、バナナが食べたくなったのかわかりません。

運動とバナナには、何か関係があるのでしょうか?

今回は、バナナが体にどのような効果をもたらすか考えてみたいと思います。

 

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バナナは、結構すごい!

意外でしたが、バナナは、日本で一番多く食べられている果物なんだそうです。

確かにスーパーの生鮮食品売り場には一年中バナナが置いてあるので、人気があるのもうなずけます。

 

日本はバナナの産地でもないのに凄いですね。

 

そんなバナナですが、昔からバナナは体に良いと言われ、昨今ではアスリートも栄養補給のアイテムとしてバナナを選んでいる方も多いようです。

 

では、バナナには一体、どのようなメリットが、あるるのでしょうか。

 

糖質が豊富

エネルギーの源は糖質ですが、バナナには、様々な糖質が含まれています。

 

具体的には、

 

単糖類である「ブドウ糖」「果糖」

小糖類である「ショ糖」「オリゴ糖」

多糖類である「食物繊維」「でんぷん」「難消化性でんぷん」

 

が含まれています。

 

これらの糖質は、エネルギーに変わる速さが異なっているため、バナナを食べ始めると、消化の早い単糖類から素早くエネルギーが補充され、運動中も徐々に消化される少糖類や多糖類からエネルギーが補充され続けるのです。

 

ですから、バナナは、エネルギー補給の面で、即効性と持続性の両方の特性を併せ持つ大変優れた食品と言えます。

 

ビタミンB群・カリウムが豊富

バナナには、糖質をエネルギーに素早く変える、ビタミンB1やB2が豊富に含まれています。また、筋肉の痙攣を防ぐカリウムも多く含まれていますので、ケガやパフォーマンスの低下を防ぐ効果があります。

 

運動で汗をたくさんかくと、これらのビタミン・ミネラルが、汗とともに流れ出てしまいます。ビタミン・ミネラルが不足すると体力低下や疲労、体調不良の原因となりますので、運動前にバナナできちんと栄養補給しておけば安心です。

 

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トレーンイングに不可欠なBCAAが豊富

バナナには、BCAAと呼ばれる、必須アミノ酸が多く含まれています。

 

BCAAとは必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンのことで、筋肉のエネルギー源となるアミノ酸のことです。

 

このBCAAには、筋肉の合成を促進するなどして、激しい運動による筋肉の損傷を防ぐ効果が見込まれています。

 

運動前に飲む、市販のアミノ酸飲料や、サプリメントは有名ですね。

 

BCAA:Branched Chain Amino Acidsの頭文字

分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸と呼ばれています。

 

低カロリーで消化に良い

バナナは、カロリーが高そうですが、実は一本あたり、100kcal前後と以外にも低カロリーなのです。

ごはん茶碗一杯が、大体250kcalなので、半分以下のカロリーです。

 

そして、バナナには、アミラーゼという消化酵素が含まれていますので、消化が早く胃腸にもやさしい食品です。

 

バナナを食べるタイミングは?

とても体に良いバナナですが、食べるタイミングなどは、あるのでしょうか?

 

■運動前

バナナは消化吸収が早いので、運動の30分~1時間前くらいに食べると、運動する時のエネルギーとなってくれます。

 

運動をすると、糖質をエネルギーとして消費しますが、糖質を素早く体内にエネルギーにとして取り込んでくれるのが、バナナです。

 

■運動後

運動の後もバナナを食べるのに良いタイミングです。

運動によって、筋肉や肝臓に溜めこんでいた糖質が、消費されていることが多いので、素早く体内に栄養補給が出来るバナナは最適です。

 

まとめ

バナナは、糖質やビタミンン、ミネラルが多く含まれていますので、エネルギー補給にはうってつけの食品です。

 

特に筋トレなど、筋肉に負荷をかける時は、バナナの糖質がエネルギーとして活用され、更にBCAAが筋肉の損傷を防いで筋肉の合成を促してくれます。

 

低カロリーで消化も良く、吸収も早いので、胃に優しく、運動前にはもちろん、運動の後でも素早くエネルギーを補給してくれるバナナは、トレーニングには欠かせない食材ですね。

 

バナナ嫌いな私でしたが、これからは、積極的にバナナの力を借りて、トレーニング効果を上げていきたいと思います。

 

トレーニング前の食べ物に悩んでいる方は、一度、バナナを食べてみてはいかがでしょう。

 

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 - ダイエット, フルーツ, 運動, 食事