糖尿病患者が入院中に間食をしたらどうなる?
2017/09/07
入院中、
やってはいけませんよ!
きつーく、きつーく言われていた、
間食
をしてしまいました。
ここの病院は9時に消灯なので、おとなしく寝ていたのですが、何かの拍子で目が覚めてしまい、
いわゆる
オメメパッチリ状態
となってしまったことがそもそもの原因です。
頑張って眠ろうとするも、眼が冴えてなかなか眠ることが出来ません。
別に翌朝、何か予定がある訳では無いので、眠れないこと自体は問題無いのですが、困ったことに夜更かしをしていると、
腹が減る!
ということです。
そうなると、
早く寝てしまえ!
と思う自分と、
何か食べたい!
と思う自分が戦うこととなります。
で、大抵の場合、
「ちょっとだべけ食ちゃお」
となってしまうのです。←ダメですね。
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間食に何を食べてしまったのか?
たまたまといいますか、前日、父がお見舞いに来てくれて、お土産に置いて行ってくれたのが、
柿山のおかき
ナゼ、糖尿病の息子の見舞いにおかき?
しかもお中元やお歳暮に送る様な立派なやつ。
ちょっと意味不明ですが、おかきは嫌いではありませんので、退院後にでも食べようとありがたく頂戴します。
そのおかきが、ベッドの横に置いてあります。
そっと包を開けてみると小袋に小分けされているおかき達が鎮座しています。
一袋ぐらいなら大丈夫だろう。
ここ(病室)で食べようか?
いや、向かいにおじさんが寝ているのでここじゃあまずいな!
なんて心の中で自問自答した挙句、結局、病室から出ることにします。
なぜなら、ここの病院には各フロアに談話室というものがあるからです。
ちなみに談話室とは、昼間、面会者と会ったり、ごはんを食べたり、電話したりできる自由なスペースなのですが、当然この時間は電気が消えていて真っ暗です。
でも、長居をするわけではありませんし、誰もいませんので心置きなく食べることが出来ます。
その談話室に到着するな否や、おかきの袋を開けてひとくち、
パクッ!
ボリボリボリ!
ん~、うま~い!
では、もうひとつ!
と袋の中からおかきを取り出した時、ふと人の気配が・・・
ちょっと気になったので後ろを振り返ってみると・・・
うぉぉぉぉぉーーーー!
なんと、暗闇の中で物音も立てず、ワタシの5m程後ろに一人の看護婦さんが立っているではありませんか!
い、いつのまに???
ワタシが談話室に入った時には、確かに誰もいませんでしたし、誰かが入ってくる気配もありませんでした。
ということは、ワタシに気付かれないよう、後ろからそっとついて来ていたのでしょうか?
看護婦さん恐るべし・・・
食べてはいけない間食が見つかると?
看護婦さん
「何やってるんですか~?」
優しい声で問いかけてきます。
うっ!
何やってるって、あなた!
そこでバッチリ見てたでしょう。
ボリボリ音を立てて何か食ってたの・・・
ワタシ
「い、いやぁ~、ちょっと小腹が空いちゃって・・・」
看護婦さん
「何を食べてるんですか~」
「間食はダメですよ!」
ワタシ
「い、いやぁ~、お土産で貰ったおかきをちょっと・・・」
看護婦さん
「手に持っているものをこっちに渡してください。」
「没収です」
ワタシ
「い、いやっ、もう食べませんから。」
「大丈夫です!」
といいつつ、手に持っているおかきをそっと袋の中に戻します。
何が大丈夫なのかわかりませんが、せっかくのおかきを持ってかれるのは、
イヤ!
ですので、
もうやりませんよ~
許してくださいね~
オーラを出しつつシレ―っとこの場から立ち去ります。
当然、看護婦さんもついてきます。
ワタシ
「いつからいたんですか?」
「よく、ここにいるのが分かりましたね~」
看護婦さん
「ナースステーションから姿が見えていました。」
「どこに行くのかなー?と思って見ていました。」
ワタシ
「そ、そーなんですね。」
「見られていたんですね」
(ちっくしょー!、だからって、つけてくることないじゃんか!)
間食はいけませんが、無糖質、低糖質のものであれば、血糖値を上げませんので、少しはまともな言い訳が出来ますが、今回食べてしまったのは、糖質の塊のようなおかきです。
そこを指摘されれば、反論のしようがありませんでしたが、幸いにもそれ以上追及されることもなく、おかきも没収されることなく、無事に病室に戻ることが出来ました。
病室で残りのおかきをこっそり食べてしまおうかとも思いましたが、一口食べたせいか、お腹も落ち着いてきましたので大人しく眠ることにします。
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入院中の患者の行動は記録されている?
翌日、いつも通り朝食を食べてくつろいでいると、入院後、初めて担当医が病室にやってきました。
胸と肘の状態をササっと確認してから、あらたまって一言、
「間食はやめてくださいね~」
「血糖値が上がってしまうと薬が効きにくくなりますからね」
「ちょっとだけでもダメですよ~」
と念を押されてしまった。
そのことは、以前にも聞いた。
なぜ、もう一度、同じことを言う?
さ、さては、昨晩の看護婦さん、ワタシが夜中におかきを食べたのを先生にチクった、いや、報告したんだな。
だから、改めて注意しに来たのか。
「はい、間食はもうしません!」
と笑顔で答えるしかないワタシ。
また、これとは別に数人の看護婦さんたちから、
「昨日、間食しちゃったんですって?」
「ダメですよ食べちゃ!」
と注意されてしまった。
言い方も優しく言ってくれる看護婦さんもいれば、冷たく厳しく言い放つ看護婦さんもいた。
こ、これはもしかして、
ワタシが夜中にこっそり間食をした!
ということが、看護婦さんや医師たちに共有されている?
つまり、引継ぎ時に申し送りされていたり、何かに記録されているのではないか?
う~ん・・・
そういうことは、キッチリしてるんだな。
ありがたいような、ありがたくないようなしっかり加減です。
なぜ、間食はいけないのか?
小腹が空いてしまうと、つい食べてしまう間食。
血糖値が上がらない食べ物ならいざ知らず、糖質がたっぷり含まれているものは、糖尿病患者にとって、
百害あって一利無し
です。
通常、血糖値は食前に、
110mg/dl以下(空腹時血糖値)
になっておかなければなりません。
間食を取らなければ、大抵、基準値内、もしくはそれに近い血糖値まで下がってくると思いますが、間食をすることによって血糖値が下がり切らずに、
120mg/dlオーバー
130 mg/dlオーバー
140 mg/dlオーバー
・
・
・
時には、
200mg/dlオーバー
なんていう、とてつもない高い状態のまま、新たに食事をすることになってしまいます。
そんな、高血糖状態からさらに血糖値が上昇するのですから、
超高血糖状態
になってしまうのは避けられません。
血糖値が高ければ高いほど、その分血管や神経にダメージを与えてしまいますので、
・神経障害
・網膜症
・腎症
・心筋梗塞
・脳梗塞
などといった恐ろしい合併症を引き起こす危険性が高まってしまいます。
また、高血糖状態ですと薬の効き目が悪くなってしまいますので、ワタシのような抗生剤を点滴されている身としては、血糖値を上げる
間食は、絶対NG
という訳なのです。
どうしても小腹を満たしたい時はどうする?
糖尿病患者は、
間食は絶対ダメ!
そんなことは、百も理解しています。
でも、腹が減っては、イライラするしストレスだって溜まってしまいます。
特に夜遅くまで起きていると、
空腹が気になって眠れない!
なんてこともあるのではないでしょうか。
そんな時はどうするか?
糖質意外の食べ物を摂取する!
これに限ります。
ワタシは、よくナッツやアタリメなどを食べて空腹をしのぎますが、
一番、空腹抑制効果が高いと感じるのがが、
です。
え?プロテイン?
と思われた方!
そう、あのプロテインです。
筋トレとかやってる人が飲むやつです。
この、プロテインを空腹時に飲むと、
アラ不思議!
自然と空腹が治まります。
ワタシも、何度も夜の空腹時にこのプロテインを飲んで乗り切っていますので、効果はかなり期待できると思います!(もし、ダメだったらごめんなさい)
厳密にいえば、ワタシが飲んでいるプロテインは、無糖質では無いのですが、血糖値に全く影響を及ぼさないので良しとしています。(1食29gあたり、炭水化物4.32g)
入院中、間食は厳しく制限されてしまいますが、これなら血糖値に影響を与えないのでOKなのではないでしょうか!
ということで、夜の空腹対策としてプロテインを持ち込むことにしました。
空腹を抑えたい!でも血糖値が気になる!という方におすすめのプロテインはこちら
まとめ
糖尿病患者が入院中、間食をしてしまうのはよくありません。
間食をすると血糖値が高くなってしまい、
・薬の効きが悪くなってしまい治りが遅くなる
・本来、下がるべき空腹時血糖値まで下がらなくなる
・合併症発症の危険性が高まる
などと、良いことは一つもありません。
これとは別に、今回の入院で感じたことは、
ルールを破る患者に対して、
・看護婦さんのあたりが強くなる
・監視が厳しくなる
・場合によっては説教される
などといったちょっとしたデメリットも発生してしまいます。
ですから、少なくとも入院中は病院のルールに従うことが大切です。
でも、どうしてもお腹が空いて眠れない時は、血糖値の上がらない、
をコッソリ飲みましょう!
なぜなら、もし、万が一見つかっても、こう言えます!
「ふっ、ふっ、ふっ!」
「看護婦さん!」
「このプロテインは、飲んでも血糖値を上げないのだよ!」
と。
ダメですかね?
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