糖尿ライフ.com

30代で糖尿病と診断された元サラリーマンがお伝えする、糖尿病と一緒に生きていく人の為の情報ブログ

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糖尿病の人がお菓子の代わりにピーナッツを食べる理由とは?

   

皆さんは、お菓子は好きですか?

 

私は、大好きと言うほどではありませんが、たまに食べたくなりますので、スーパーに行った時にまとめて買い溜めすることがあります。

 

糖尿病を患っているので、昔のように何でも好きなだけ買ってしまうことは、さすがにやらなくなって、買うものと言えば、チョコやガム、飴など、ちょっと口に入れられるものが多いでしょうか。

 

でも、たまに厚焼きせんべいや柿ピーなどの米菓を買ってバリバリ食べたりしてしまいます。

 

柿ピーなんかは、おつまみにもなりますし、今では、いろんな味のバリエーションがあって楽しめるのがいいですね。

小袋に小分けして入っているのも、食べ過ぎ防止になっていいですし、なにより美味しいので、買う頻度は結構、高めです。

 

柿ピーと言えば、当然ピーナッツが入っているのですが、私にとってピーナッツは、おまけ程度であって、メインはああくまで柿の種のほう。

 

ピーナッツは、いらないから、その分、柿の種を多くしてほしいなぁなんて、思ったりもしていました。

 

ですが、このピーナッツ、実はとても体に良い食べ物ということをご存知でしょうか?

 

今回は、ピーナッツの効能についてお伝えしたいと思います。

 

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ピーナッツを食べると○○になる?誤解されているピーナッツ!

ピーナッツといえば、どんなことを想像しますか?

 

「ニキビが出来る」

「鼻血が出る」

「太る」

 

など、あまり良いイメージを持っていない方もいるのではないでしょうか?

 

私も、ピーナッツを食べると「ニキビが出来るのでは?」と思っていました。

 

でも、実はこれ、なんの科学的根拠もないと言われています。

むしろ、ピーナッツは、美容や健康にとても良い食品であると考えらているのです。

 

ピーナッツは低GI食品?

食べ物を口にすると、体内で消化吸収されて血糖値が上昇します。

 

血糖値を早く上昇させてしまう食べ物は、インシュリンを過剰に分泌させる要因になりますので、糖尿病患者の方にとって、避けねばならない食べ物です。

 

血糖値の上昇度合いを表す数値にGI値(グリセミックインデックス値)というものがありますが、数値が小さければ小さい程、血糖値の上昇スピードは緩やかになりますので、体への負担が少ないとされています。

 

なんと、ピーナッツは、このGI値が、

 

15

 

しかありません。

 

この数値は、海苔やワカメ、ホウレン草と同じレベルのGI値です。

 

非常に低い値ですね。

 

だから、糖尿病の方が、お菓子の代わりにピーナツを食べるのですね。

 

ちなみに柿の種のGI値は88。

 

柿の種は大好きですが、これから柿の種だけ食べるのは、やめておこうと思います。

 

低GIのピーナッツは、糖尿病のリスクを減らす?

ピーナッツには、血糖コントロールに良い影響を与える「油脂」や「たんぱく質」、「食物繊維」を豊富に含んでいます。

 

だから、ピーナッツを食べると血糖値の上昇を抑える効果が期待できるのです。

しかも、嬉しいことに、その効果は数時間続くそうなのでうれしい限りです。

 

ある研究によりますと、朝食時にピーナッツを40g程度、摂取すると、朝食時だけでなく、午後にもその効果が続き、たとえ、数時間後の食事の際に炭水化物を摂取した場合でも、血糖値の上昇を抑えてくれるという結果が確認されています。

朝食にピーナッツ。

今まで、考えたこともありませんが、効果があるなら、やってみる価値はあると思います。 

 

ちなみに、ピーナッツには、体に必要なミネラル、マグネシウムも豊富に含まれています。

 

マグネシウムは、インスリンの分泌やインスリンの効果と密接に関わっており、このマグネシウムが不足すると、糖尿病を発症しやすくなり、逆にマグネシウムの量が多いと糖尿病の発症リスクが10~20%減少するという報告もあるようです。

 

糖尿病の方はもちろん、糖尿病予備軍の方にとっても、ピーナッツは、非常に有効な食品と言えるのではないでしょうか。

 

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他にもある、こんなピーナッツの効果!

〈ピーナッツで生活習慣病予防〉

ピーナッツには、オリーブオイルで有名な「オレイン酸」が豊富に含まれています。

「オレイン酸」は、悪玉コレストロールを下げる働きがあります。

 

また、強い抗酸化作用があるビタミンEも多く含まれていますので、脳卒中、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞など血管にまつわる病気の予防が期待できます。

 

〈ピーナッツの美容効果〉

ピーナッツに含まれている、「レスベラトロール」や「ポリフェノール」などの成分が、老化を遅らせ、肌を若く保ちます。

 

レスベラトロールは、ピーナッツの渋皮に多く含まれていますので、出来れば、渋皮はむかずにそのまま食べるのがオススメです。

 

ピーナッツを食べる時に注意することとは?

健康にも美容にも良いピーナッツですが、注意しなければならない点もあります。

 

〈ピーナッツアレルギー〉

ピーナッツを食べる上で、特に気をつけなければならないのが、アレルギーです。

 

ピーナッツアレルギーの主な症状は、のどや、口、唇のかゆみ、かゆみ、じんましん、発疹、下痢やおう吐、吐き気や腹痛、などです。

 

ピーナッツを食べた後や触った後に、すぐに症状がでるケースがほとんどで、数分から2時間以内に表れます。

 

アレルギー反応の中で、一番怖いのは、アナフィラキシーショック。

 

アナフィラキシーショックは、皮膚、気道、血管、消化器官など、全身にわたってアレルギー反応が起こり、重篤な場合、命を落とすこともあります。

 

少しでもアレルギー反応が見られる場合は、摂取を控えて、病院で診断をしてもらいましょう。

 

〈ピーナッツの食べ過ぎ〉

ピーナツの半分は脂質です。

 

脂質と言っても植物性の脂質ですのでピーナッツは、太りにくいと言われています。

 

それでも、やはり食べ過ぎは、カロリーを過剰に摂取してしまいますので、適量を食べるようにしましょう。

 

ピーナッツは、一日30g程度が適量です。

粒の大きさにもよりますが、40粒~60粒くらいを目安に食べましょう。

 

まとめ

柿の種のおまけ程度にしか考えていなかったピーナツですが、実は、低GI食品で、血糖値の上昇を抑えてくれ、しかも、その効果は、一日継続すというのですから、考えを改めなければなりませんね。

 

糖尿病の方が、お菓子代わりにピーナッツを食べるのも頷けます。

 

昔、遊びに行ったお宅でピーナッツを軽く炒った後に、サッと醤油をまぶしたものを出されたことがあります。

 

とても香ばしく、醤油の味とマッチしてて、おつまみにピッタリです。

 

早速、今晩、40gのピーナッツをつまみに一杯やってみたいと思います。

 

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 - おやつ, 血糖値, 食事