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自己血糖測定器を購入する際に気をつけることとは?

      2016/06/12

自分で血糖値の測定が出来る「自己血糖測定器」は、糖尿病を改善する上で非常に心強いアイテムです。

 

自己血糖測定器は、

 

いつでも、どこでも、好きな時

 

に血糖値を測ることができますので、食事や運動、薬の効果がどの程度反映されているかすぐにわかります。

 

そして、日々の血糖状態を記録に残すことによって、今後の治療方法をどのようにしていけば良いかお医者さんや管理栄養士さんにアドバイスを貰う際にも有効なツールとなります。

 

ですから、お医者さんから指示されなくても、自主的に血糖値を記録している人って意外といらっしゃるのではないでしょうか。

 

一方、まだ糖尿病になっていない方でも、自分の血糖状態がどうなっているか、把握しておいても損はありません。

 

もしかすると、隠れ糖尿病を発見出来るかもしれませんし、実は、「糖尿病一歩手前の状態だった」ということが分かって、病気が発症する前に然るべき手を打つことだって出来るからです。

 

血糖値を自分で測りますと、治療や予防も大変役立ちますので、興味を持っていたり、購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

 

でも、この「自己血糖測定器」、購入にあたって、何点か気を付けなければならないことがあります。

 

今回は、その点についてお伝えしたいと思います。

 

 

センサーチップは限られた所でしか買えない?

自己血糖測定を行うには、以下の4つのアイテムが必要です。

 

  • 自己血糖測定器本体
  • センサーチップ(自己検査用グルコースキット)
  • 穿刺器具
  • 穿刺針(ランセット)

 

これら、4つのアイテムが揃って初めて血糖値を測ることが出来るのですが、注意しなければならないのは、センサーチップの購入先です。

 

自己血糖測定器本体、穿刺器具、穿刺針は、薬局でもインターネットでも購入が可能です。

 

しかし、センサーチップだけは、高度医療管理機器の販売免許を持っている一部の薬局で、尚且つ対面販売でしか購入出来ません。

 

なぜそのような仕組みになっているのか明確な理由は分かりません。

理由は何にせよ、血糖値を測る上で、無くてはならない重要なアイテムが気軽に変えないというのは、問題です。

もし、自己血糖測定器の購入を検討されているのであれば、近くにセンサーチップが買える薬局があるか確認してから購入されることをお勧めします。

 

総合病院や大学病院など、比較的大きな病院の近くにある調剤薬局には、センサーチップを扱っているところが多いようです。(店頭になくても取り寄せ可など)

 

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近くにセンサーチップを売っている店が無い場合はどうしたらいいか?

家の近所に、

 

「センサーチップを取り扱っている薬局が無い」

「あっても在庫が無い」

 

など、不便を感じている人や、

 

「いちいち探すのが面倒くさい」

 

と思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そういう場合、どうしたら良いか?

 

そんな時、頼りになるのは、ネット販売です。

 

ネットで検索すると、測定器本体、穿刺器具、穿刺針は勿論、センサーチップも問題なく購入することができます。

 

ただし注意しなければならないのは、購入できるセンサーチップは、

 

全て海外製品

 

であることです。

 

先程、センサーチップは、販売免許を持っている限られた薬局で対面販売でなければ購入出来ないと申し上げましたが、それは、あくまで日本国内で販売されている製品に限ったことです。

海外で販売されている製品には、そのようなルールが適用されませんので、センサーチップでも問題なく購入出来るというわけです。

 

品質の面でも、信頼のおけるメーカー品であれば、海外製品だからと言って、品質に問題があるという訳ではありません。

日本の有名企業が海外で販売している製品を輸入することも可能です。

 

つまり、海外から調達すれば、日本で販売されているものと同等レベルの商品を手に入れることが可能と考えて差し支えないと思います。

 

ただ、注意しなくてはならない点は、海外製品を個人で直接取り寄せるにせよ、代行輸入会社経由で調達するにせよ、何か問題があった場合は、全て自己責任となります。

 

トラブルは、自分で対応しなければなりません。‘

 

もちろん、初期不良や故障が発生した時などは、購入先が対応してくれるところがほとんどだと思いますが、中には、ちゃんと対応してくれないお店や担当者もいると思います。

 

特に直接輸入して、トラブルが発生し、話がこじれた時などは、言葉の問題もあって、納得できる解決が得られないなんてことも十分考えられます。

 

でも、その点のリスクをちゃんと理解して、許容できるのであれば、海外製品は、日本で購入するよりも、断然コストが安いのでおすすめできると言えます。

 

消耗品のセンサーチップなどは、物によっては、半額程度で購入出来ますので大変魅力的です。

センサーチップは、毎回、測定の度に消耗しますので、1日に何回も測定する方の費用は、結構大きくなるのではないでしょうか。

 

センサーチップは好きなだけ輸入できるの?

残念ですが、いくら、海外から購入できるからと言って、好きなだけ購入できるわけではありません。

 

一度の輸入で購入できる数は、1日どれだけ測るかによっても異なってきますが、大体2ヶ月分程度までと決まっているようです。

<輸入可能な大まかな数量>

・血糖測定器本体:1個

・穿刺器具:1個

・センサーチップ:2ヶ月分(200個~400個程度)

・穿刺針:2ヶ月分(200個~400個程度) 

 

大量に購入するとなると、税関でストップしてしまうことや関税をかけられる可能性がありますので、購入時によく確認しておくようにしましょう。

 

ただし、関税は、商品や金額、税関職員の見解で変動することがありますので、必ずしもいつも同じとは限らないのでその点も認識しておく必要があります。

 

海外製品の安全性の保証について

日本で購入した、自己血糖測定器や穿刺器具、消耗品の穿刺針やセンサーチップは、日本の法律でその安全性が約束されていますが、個人で海外から直接輸入した場合ですと、万が一健康被害が出ても何も保証がないということは認識しておかなければなりません。

海外製品を輸入する際は、その点も考慮して判断されるのが良いのではないでしょうか。

 

まとめ

自己血糖測定器本体は、ネットでも薬局でも簡単に購入することができます。

でも、センサーチップだけは、どこの薬局でも気軽に購入できるという物ではありません。

センサーが無ければ話になりませんし、近くにセンサーチップを取り扱っている薬局がある人は、いいですが、そうでない人は、かなり不便を強いられます。

 

そんな場合は、海外製品を購入することも検討してみるのもいいのかもしれませんね。

 

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 - HbA1c, 予防, 検査, 血糖値