マンゴーは血糖値が上がるから危険なのか?
最近、食後にデザートを食べるようになりました。
中でも、マンゴーにはまっています。
あの、独特の香りと甘みがたまらなく好きで、口にほおばった時の幸せ感がたまりません。
適度に冷やされたマンゴー、最高ですね。
マンゴーと言えば、フィリピンやタイなどの黄色のマンゴーがメジャーですが、他にも「太陽のタマゴ」で有名な、赤いアップルマンゴーや、皮が緑色したグリーンマンゴーがあります。
私の場合、もっぱらコストパフォーマンスに優れている、黄色のマンゴーオンリーですが、いつかは、ブランド品の高級マンゴーを食したいものです。
食後の満足度を向上してくれるマンゴーですが、やはり気になるのが糖質です。
ある程度、血糖値が上がるのは、やむを得ないですが、マンゴーを食べたことによって、血糖値にどのような影響を及ぼすのか気になるところです。
今回は、マンゴーと血糖値についてお伝えしたいと思います。
スポンサーリンク
マンゴーってどんなフルーツ?
マンゴーは、南国の代表的なフルーツです。
完熟したマンゴーは、果汁がたっぷりで、なめらからな口あたりと、マンゴー特有の香りとマイルドな甘みが楽しめます。
もともと、インドやインドシナ半島周辺が原産地で、その歴史は古く、約4000年前も前から栽培されていて、インドをはじめ、フィリピン、タイ、台湾、メキシコなど、多くの国が栽培していてその種類は、500種類以上あると言われています。
日本では、1970年ごろから本格的に栽培が始められるようになりましたが、マンゴーの育成時期がちょうど梅雨と重なるため、露地栽培は難しくて、ハウス栽培が中心となっています。
南国フルーツということもあって、国内シェアは、沖縄県の48%がダントツで、そのあとに宮崎県32%、鹿児島県13%と続きます。
昔、「松本紳助」という番組で沖縄県、宮古島にあるクマザ農園のマンゴーが、めちゃくちゃ美味しいと絶賛していたのを思い出しました。
生産量が少なく、なかなか手に入らないそうですが、いつか、食べてみたいですね
そんな、とてもおいしいマンゴーですが、実は、かぶれの原因となるマンゴールとういう物質が含まれているので、ご存じない方は、注意が必要です。
人によっては、マンゴーを食べてから、1日~2日した後に口周りや唇、手や指、顔などに水泡や紅斑、丘疹などのアレルギーが出てしまう場合があります。
マンゴーアレルギーの疑いがある場合は、残念ですが、摂取は控えなければなりません。
マンゴーってどんな栄養があるの?
主な栄養価(可食部100g中)
エネルギー60kcal
■炭水化物 14.98g
(糖分13.66g、食物繊維1.6g)
■脂肪 0.38g
■たんぱく質 0.82g
■βカロテン 610μg
■葉酸 83μg
■カリウム 170mg
マンゴーは、βカロテンを多く含んでいます。βカロチンは、細胞の酸化を抑える抗酸化作用がありますので、美肌効果があると言われています。
また、造血作用のある葉酸も多く含まれていますので、貧血気味の人や母乳育児をしているママさんにはおすすめです。
スポンサーリンク
マンゴーを食べるメリットってあるの?
マンゴーはただ美味しいだけでなく、βカロテンや葉酸の他にも、ビタミンA、ビタミンC、が豊富に含まれており、リン、カリウムなどのミネラルも含んでいます。
ですから、マンゴーを食べることで得られるメリットとして挙げられることと言えば、まず「美肌・美容効果」が高いということでしょう。
マンゴーには、皮膚の潤いを保つ効果の高いビタミンAやβカロテン、コラーゲンの生成を促したり、メラニン色素の働きを抑えるビタミンCなど、美肌には欠かせない成分がたっぷり含まれています。
活性酸素は、老化を早め、ガンや生活習慣病を引き起こす原因とも言われていますが、ビタミンAには、活性酸素から身を守る作用があります。
次に、注目するべきは「葉酸」です。
葉酸は、あまり聞き慣れない栄養素ですが、造血作用によって、赤血球の生成を助ける働きがありますので貧血予防の効果が期待できます。
母乳の原料は、血液ですので、母乳育児を行っているママさんには、葉酸は欠かせない成分の一つです。
また、妊娠初期の頃は、葉酸をたっぷり摂っておくことが重要なんだそうです。
葉酸は、新陳代謝など、細胞脳分裂や成長には欠かせない栄養素ですので、赤ちゃんの外形や内臓の他、重要な器官が作られている妊娠初期段階に葉酸を摂取することは、とても大切なことなのです。
妊娠する予定のある方や、妊娠した可能性がある方は、早め早めに葉酸を摂取しておくと良いそうです。
マンゴーは血糖値にどう影響するの?
マンゴーにはおおむね100gあたり、約16gの糖分が含まれていますが、濃厚な甘さからすると、意外と少ない印象です。
GI値は、どうでしょう?
種類や熟れ具合にもよるのでしょうが、だいたい、49~55位でしょうか。
イチゴ(GI29)、みかん(GI31)などには及びませんが、食品の中でしたらGI値50前後というのは、まずますと言った数値なのではないでしょうか。
マンゴーの糖分は、ブドウ糖とは異なり、果糖でです。
果糖は、ブドウ糖と比べて、腸内で吸収されるのが遅く、果物に含まれている食物繊維の影響もあって、血糖値を抑制する作用があります。
従って、マンゴーを食べた後は、血糖値が上がることは避けられないものの、そのスピードは急激でないため、それほど危険視する必要はないのではないでしょうか。
日本糖尿病学会でも、1日80kcal程度の果物の摂取を勧めていますので、食べ過ぎない限り、マンゴーが血糖値に悪影響を及ぼすということは無いと考えて良いでしょう。
それでも、心配な方は、食べる前に、難消化性デキストリンなどの食物繊維を摂取しておけば、より安心して食べられると思老います。
まとめ
独特の香りと甘みが魅力的なマンゴーは、ビタミン、ミネラルが豊富ですので、美肌や美容に優れています。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を丈夫にして細胞の新陳代謝を促進します。
また、抗酸化作用がありますので、食べれば食べる程、「若返る」なんておっしゃっている人もいます。
気になる血糖値への影響も、1~2個程度であれば、それほど気にする必要もないのがうれしいですね。
そろそろ、紫外線も強くなってくる頃ですので、ビタミンをたっぷり摂って備えておくのも悪くないですね。
スポンサーリンク