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EPAの効果と持続期間はどれくらい?

      2016/09/29

エイコサペンタエン酸

 

この言葉を聞いて、すぐに何か理解できる人は、かなりの健康オタク、いえ、健康に関する知識が豊富な方ではないでしょうか?

 

恥ずかしながら、私はこの言葉を聞いても「???」という状態でした。

 

エイコサペンタエン酸とは、通称「EPA」と呼ばれています。

 

EPAと言われれば、「あーあ、なんだ、あのEPAか!」と思い出す人も多いと思いますが、具体的にどのようなものなのかご存知でしょうか?

 

今回は、知っているようで意外と知らない、このEPAについて、お伝えしたいと思います。

 

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EPA(エイコサペンタエン酸)とは?

EPAは、一言で言いますと脂肪酸(脂質)の一種です。

 

いわゆる油のことですね。

 

この、脂肪酸は、大きく分けて、

 

・飽和脂肪酸

・不飽和脂肪酸

 

と二つに分けられるのですが、EPAは、不飽和脂肪酸の一種になります。

 

不飽和脂肪酸とは?

脂肪酸には、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があるのですが、何が違うのかざっくり言いますと、

 

常温で固まる油 → 飽和脂肪酸

 

常温で固まらない油 → 不飽和脂肪酸

 

となります。

 

常温で固まる飽和脂肪酸はバター、ラード、牛脂などがあり、常温で固まらない不飽和脂肪酸は、マグロ、サンマ、イワシなどの青魚やオリーブ、ごまなどの種子油に多く含まれています。

 

体に良いのはどっちの油?

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、体にとって良い油はどちらか?

 

飽和脂肪酸は、エネルギー源や体を生成する原材料になりますので、体にとって必要な油なのですが、摂取し過ぎてしまいますと中性脂肪や悪玉コレストロールを増加させてしまう一面を持っています。

 

ドロドロ血や動脈硬化などの原因となりますので、いわゆる「油は控えましょう!」と言われる油は、飽和脂肪酸になります。

 

一方、不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸とは逆に中性脂肪や悪玉コレストロールを減らしたり、血栓を防ぐ働きがあります。

 

また、エネルギー源として素早く燃焼され、体に蓄積されにくいという性質を持っていますので、ダイエットにも効果的で、「積極的に摂取したい油」、「体に良い油!」と言われています。(ご注意:不飽和脂肪酸の中にも一部摂取し過ぎると健康を害する恐れのある脂肪酸もあります。)

 

EPAは、不飽和脂肪酸ですので、もちろん体に良く積極的に摂取したい油になります。

 

EPAの効果と言えば?

EPAの中で最も有名な効果と言えば、

 

・中性脂肪を減らす(脂質代謝改善)

・悪玉コレストロールを減らす。

・血栓を予防する(抗血小板作用)

 

などのいわゆる血液サラサラ効果です。

 

EPAには、肝臓で脂質の生成や分泌を抑制したり、血液中の中性脂肪を分解する働きがあるのです。

 

このEPAのサラサラ効果は絶大で、「閉塞性動脈硬化症」、「高脂血症」などの治療薬として処方されていますし、実際の大規模な臨床試験では、心筋梗塞などの心臓病を防ぐ効果が認められているほどです。

 

私も含め、糖尿病を患っている人は、中性脂肪や悪玉コレストロールの数値も悪い人も多いと思いますし、動脈硬化も進行している可能性が高いと思われます。

 

是非EPAを積極的に摂取してドロドロ血改善、動脈硬化予防に努めたいものです。

 

ドロドロ血、動脈硬化が気になる方におすすめのサプリメント

 

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更なる期待を背負うEPAの効果!

血液をサラサラにし、動脈硬化を予防してくれるだけでも摂取する価値が充分あると思うEPAですが、他にもまだまだすごい効果が期待されています。

 

・血圧を下げる

・アレルギー改善(アトピー、花粉症などの症状緩和)

・免疫力を高める(白血球の活性化)

・精神を安定させる(イライラの症状緩和)

 

などです。

 

EPAの効果については、現在でも研究が進められていますが、血管や血液の改善だけでなく、精神の分野においても今後、更なる効果が期待されています。

 

EPAの効果はどれくらい持続するの?

EPAには、血液サラサラ効果を含め、様々な効果が認められていますが、EPAを摂取すると効果はどれくらい持続するのでしょうか?

 

厚生労働省によりますと、EPAは、DHAなどの「n-3系脂肪酸」の合計で、1日

 

男性(18歳以上):2~2.4g/日

女性(18歳以上):1.6~2.0g/日

 

ほど摂取することを推奨しています。

n-3系脂肪酸:ω(オメガ)3系脂肪酸。(EPA、DHA、αリノレン酸のこと)

 

摂取したEPAの効果がどれくらい持続するか明確な記載はありませんが、処方箋薬であるエパデールの用法を見てみますと、600mgを1日3回、毎食後に服用することから、概ね8時間程度の効果はありそうです。

 

EPAは、大量に摂取したからといって、効果が増えたり、持続時間が長くなるということはありませんので、一度にたくさん摂取するのではなく、適量を守って継続的に摂取することが重要です。

 

EPAを摂り過ぎるとどうなる?

体に良いEPAですが、摂り過ぎてはいけません。

 

なぜなら、血液をサラサラにする効果があるゆえに、摂取し過ぎると血液が止まりにくくなるというデメリットがあるからです。

 

また、下痢や胃もたれ、吐き気、鼻血など、体に異変が起こることも確認されていますので、摂り過ぎには十分注意しましょう。

 

EPAやDHA、αリノレン酸などのω3系の脂肪酸は、1日3g以内の摂取にとどめおくよう推奨されています。

 

EPAを摂取するには?

EPAは、サンマ、イワシ、ブリ、サバなどの青魚に多く含まれていますが、他にも、

 

はまち、マグロ、真鯛、あんきも、すじこ、いくら、数の子、焼きのりなどにも多く含まれています。

生食がベストとされていますが、煮たり、蒸したりする場合は、EPAがにじみ出た油や煮汁も併せて摂取するようにしましょう。

 

魚を100gを食べると、概ね1000mg~2000mg程度のEPAが摂取できますので、これらの食品は、なるべく積極的に食べるように心がけましょう。

 

魚が苦手な人や毎日食べるのが難しい人は、サプリメントを利用するのも一つの方法です。

 

食事の補助食品として、手っ取り早くEPAが詰まったカプセルを服用するだけですので簡単です。

 

ほとんどのサプリメントがEPAだけでなくDHAやαリノレン酸など体に良い成分が入ったサプリメントとなっていますので、ご自身のニーズに合ったサプリメントを見つけてみてはいかがでしょう。

EPAが入っているサプリメントを試してみたい方はこちら

 

まとめ

不飽和脂肪酸であるEPAには、血液をサラサラにする効果がありますので、ドロドロ血や動脈硬化など、血液の数値や血管年齢が気になる方は、日々の食生活を魚中心、特に青魚中心の食生活に変えると良いと思います。

 

ただ魚好きの方は、それで問題ないかと思いますが、私と同じく、「魚が大の苦手!」という方もいらっしゃると思いますし、いくら魚好きでも、さすがに毎日はきついという人もいらっしゃると思います。

 

そんな方は、サプリメントを利用して効率よくEPAを補給してみてはいかがでしょうか。

 

動脈硬化が原因で「ポックリ!」なんて、避けたいですからね。

 

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 - 予防, 合併症, 生活習慣, 食事