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血糖値対策に効果ある?難消化性デキストリンとは?

   

皆さんは、「難消化性デキストリン」という成分をご存知でしょうか?

 

私は、少し前まで、そのような物は、全く知らなかったのですが、父が、知人に勧められて血糖値や中性脂肪に良いと言われる粉末を飲み始めたところ、

 

「血糖値が改善されてきたかも!」

 

と驚いておりました。

 

気になって、その粉末の原材料名を見てみると

 

「難消化性デキストリン」

 

と表示されていましたので、どのようなものか調べてみることにしました。

 

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難消化性デキストリンとは?

「難消化性デキストリン」とは、一言でいうと、消化されにくいデンプンのことで、水に溶けやすい食物繊維の一種です。

 

この、「難消化性デキストリン」は、食前や食事と共に摂取すると、糖や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や血中中性脂肪の急激な上昇を抑える効果があるそうです。

 

また、「難消化性デキストリン」は、消費者庁に認められている成分で、特定保健用食品、いわゆるトクホに数多く使われています。

 

全トクホ製品の約30%が、この「難消化性デキストリン」が使われているんだそうです。

 

例えば、

・キリン メッツ コーラ(キリンビバレッジ)

・十六茶 プラス(アサヒ飲料)

・三ツ矢サイダー 快適生活(アサヒ飲料)

・ペプシスペシャル(サントリー食品インターナショナル)

 

などの清涼飲料水や炭酸飲料水をはじめ、

 

・蒟蒻畑ララクラッシュりんご味(マンナンライフ)

・充実センイココアビスケット(ブルボン)

・お腹に笑顔食物繊維入りあられ(阿部幸製菓)

・ころあい(江崎グリコ)

 

などのゼリーやお菓子にも含まれています。

 

この他にも、青汁や、即席味噌汁、乾めん、シリアルなど、様々な食品に「難消化性デキストリン」が含まれており、トクホの商品として、世の中に出回っているのです。

 

 

特定保健用食品とは?

特定保健用食品(トクホ)とは、血圧や血中のコレストロールを抑えたり、体調を整える働きのある成分を加えたりして、特定の保健の効果と安全性が医学的、栄養学的に証明されている食品のことです。

 

トクホの製品は、個々の製品ごとに、消費者庁長官から許可を受けて、保健の効果を表示することが出来ます。

 

例えば、難消化性デキストリンの場合ですと、商品パッケージやラベルに、

 

「食物繊維(難消化性デキストリン)の働きにより、糖の吸収をおだやかにするので、食後の血糖値が気になる方に適しています。」

 

「血糖値の気になり始めた方の食生活の改善に役立ちます」

 

「不足しがちな食物繊維を補い、お腹の調子を整えます」

 

「お腹の調子が気になる方に適しています」

 

などの、効果を表示することが出来るのです。

 

難消化性デキストリンの3つの作用

食後血糖値の上昇を抑える

難消化性デキストリンを食事と一緒に摂取すると、血糖値の上昇を抑え、インスリンの上昇が緩やかになることが分かっています。

 

食後の中性脂肪の上昇を抑え、内臓脂肪を低減させる

難消化性デキストリンは、脂肪の吸収を遅くし、食後の中性脂肪の上昇を抑制します。

また、継続的に難消化性デキストリンを摂り続けることで、内臓脂肪やコレストロールが低下することも分かっています。

 

1日3回、10gを3か月間継続した場合、内臓脂肪が44%減少した事例もあるそうです。

 

整腸作用

水溶性食物繊維である、難消化性デキストリンは、便秘の改善にも効果があることが分かっています。

 

また、下痢の症状でお悩みの方が、難消化性デキストリンを摂取すると、水状や軟便が減少し、下痢が改善することも判明しています。

 

これは、難消化性デキストリンが、腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境整を整えるからだと言われています。

 

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難消化性デキストリンは安全なの?適量は?

糖や中性脂肪の吸収を抑制し、整腸作用もある難消化性デキストリンは、とても素晴らしい成分ということは理解できましたが、体にとって安全かどうかが気になるところです。

 

難消化性デキストリンは、古くから食品として利用されていて、食経験も十分にある極めて安全な食材であることが分かっています。

 

実際に、国際連合食料農業機関(FAO)や世界保健機関(WHO)では、1日の摂取量の上限を明確に定める必要のない、毒性の低い素材として分類されていて、ミネラルの吸収を阻害することもない優良食品として認められています。

 

安全性を確かめる人体への試験結果では、難消化性デキストリンを1日3回、毎食前に10gを16週間摂取した場合でも、血圧や胃腸の症状、血液中のミネラルなどへの悪影響は、なんら見られなかったそうです。

 

また、安全性のみならず、低粘性、低甘味、保存性などの物理特性にも優れており、広範囲の食品に活用することが出来る、素晴らしい素材でもあることが認知されています。

 

難消化性デキストリンを摂取する上で気を付けること

安全性の高い、難消化性デキストリンですが、さすがに、過剰に摂取しすぎると、便がゆるくなったりすることもあるそうなので、注意が必要です。

 

また、トレーニングの後で、プロテインなど、体に栄養補給が必要な時は、逆に栄養の吸収を阻害してしまう恐れがありますので、難消化性デキストリンは、摂取しない方が良いと言われています。

 

まとめ

食事の時の食べる順番は、野菜など食物繊維から食べるのが良いと言われています。

それは、食物繊維が、血糖値の上昇を抑える効果があるからです。

 

ただ、いつも野菜が食べられるとは限りませんし、食べれたとしても十分な量を摂取できない方も多くいらっしゃると思います。

 

また、いつも野菜から食べるのではなく、たまには好きな順番で食べたい!と思う方もいらっしゃると思います。

 

そんな方たちには、是非、難消化性デキストリンを摂取することをおすすめします。

 

難消化性デキストリンは、食物繊維ですので、不足した食物繊維を補うことが可能ですし、食前に摂取すれば、野菜から食べたのと同じ効果が得られるので、食べる順番を気にする必要もありません。

 

トクホ製品には、難消化性デキストリンが含まれている、お茶や清涼飲料など、数多くの製品がありますので、是非活用してみてはいかがでしょうか。

 

ただ、トクホ製品には、少し割高なものもありますので、もう少し経済的に利用したい方は、粉末状の難消化性デキストリンその物を購入するのがおススメです。

 

水に溶けやすいですし、味も香りもありませんので、水やお茶、汁物など何に混ぜても、飲み物や食材本来の味や香りを損ねることはありません。

 

また、1回分ごとにスティック状に小分けにしてあるタイプは、持ち運びが出来ますので大変便利です。

 

トクホ製品にしろ、粉末タイプにしろ1日3回、食事と共に上手に難消化性デキストリンを摂取して、少しでも血糖値や中性脂肪を抑えられたらいいですね。

 

私も早速、飲み始めましたので、次回の検査が楽しみです。

どのような結果になるかわかりませんが、効果については、また改めてご報告したいと思います。

 

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 - 中性脂肪, 生活習慣, 血糖値, 難消化性デキストリン