糖尿ライフ.com

30代で糖尿病と診断された元サラリーマンがお伝えする、糖尿病と一緒に生きていく人の為の情報ブログ

*

糖尿病予防にもgood!生姜が持つ、すごい効能・効果!  

      2015/11/14

 

皆さんは、生姜は、お好きでしょうか?

私は大好きで、冷奴や刺し身、そうめんなどの薬味として、そして肉料理や魚料理には欠かせない食材の一つになっています。

 

生姜を入れるか、入れないかで風味が俄然、変わってくるのではないでしょうか?

 

生姜には

 

「ジンゲロール」

「ショウガオール」

「ジンゲロン」

 

といった成分が含まれており、ただ美味しいだけでなく、体にも大変良く、古来より漢方薬の主役として活用されています。

 

生姜には一体、どれ程の「効果・効能」があるのでしょうか?

今回は、万能薬とも呼ばれる、生姜についてお伝えしたいと思います。

 スポンサーリンク

 

食べなきゃ損!こんなにすごい、生姜の力!

❏体を温める

生姜には、生姜に含まれている「ジンゲロール」、「ショウガオール」の成分によって体を温める効果があります。

 

体を温めるにも二通りありまして、

 

  • 生の生姜を食べる      ⇒ 体の外側を温める。
  • 乾燥・加熱した生姜を食べる ⇒ 体の内側から温める。

 

食べ方によって効果が異なってきます。

 

生の生姜を食べると「ジンゲロール」の作用によって手足などの末端の血管を広げ、血流が良くなりますので、手足が温まります。

 

一方、生姜を乾燥・加熱すると「ジンゲロール」の一部が「ショウガオール」という成分に変わります。

この「ショウガオール」を含んだ生姜を食べると、胃や腸を刺激して血流を高め、内部から熱を作り出し、体を温めます。

 

冷え性対策に生姜を摂取するのは、有名な話ですよね。

 

 

❏免疫力アップ

生姜に含まれるジンゲロールやショウガオールの働きで、血液の流れが良くなり、体が暖められて免疫力が向上します。

免疫力は、体温が1℃上がると5倍から6倍程、上昇し、逆に体温が1℃下がると30%程、下がると言われています。

体温を高め、免疫力を向上させれば、風邪やインフルエンザ、感染症などにもかかりにくくなりますし、ガンなどの恐ろしい病気を未然に防ぐことにも役立ちます。

 

❏血液サラサラ効果

血液サラサラ効果が、高い食べ物として、玉ねぎが有名ですが、生姜にも有効成分であるショウガオールの働きで、血栓を溶かし、血行が良くなり、血液サラサラ効果をもたらします。

ショウガオールが、多く含まれているのは加熱・乾燥した生姜ですので、生の生姜ではなく、加熱・乾燥した生姜を食べるようにしましょう。

 

❏発汗・解熱

生姜を食べると血行が促進され、発汗が促されますので、解熱効果があると言われています。

発熱した時に、解熱剤などによって、無理やり熱を下げてしまうことは、身体機能のバランスを崩すことになりかねません。

自然に発汗できる生姜ですと、体に害はありませんので安心です。

 

❏鎮痛・鎮静効果

生姜の主要成分であるジンゲロール、ショウガオールには、鎮痛、鎮静効果があり、アスピリンや、インドメタシンなどの鎮痛剤と同等な働きをするそうです。

筋肉痛、肩こり、腰痛、関節痛などの体の痛みには生姜を使った「生姜湿布」が有名です。

鎮痛効果に加え、血行が良くなりますので、痛みが和らぐのだそうです。

 

❏胃腸を活発にする

生姜には健胃作用があるとされており、胃を温めて血流を良くし胃腸の働きを活発にします。食欲不振や、吐き気にも効果的で症状を緩和する働きがあります。

最近の研究結果では、胃潰瘍の原因にもなるピロリ菌を殺菌する効果が、あると言われています。

 

❏糖尿病予防

生姜には、老化や糖尿病の温床にもなっている「糖化」を防ぐ働きがあります。

「糖化」とは、体内で処理されず、余ってしまったブドウ糖などの糖分と、タンパク質が結合し、劣化したタンパク質に変化することです。

 

この「糖化」は、AGEs(糖化最終生成物)とういう、老化物質を作り出すのですが、AGEsは、分解されにくく、蓄積され続けると、血管や肌を始めとして、様々な器官の老化を進行させるだけでなく、糖尿病の合併症である「神経障害」、「網膜症」、「腎症」と深い関わりを持っていますので、増やさないようにしなければなりません。

また、最近の研究によりますと、生姜を食べると血糖値が上がりにくいことや、血糖値を下げる効果があるという結果が出ています。

 

❏抗酸化作用

老化や病気を引き起こす原因の一つとして「活性酸素」があります。

「活性酸素」は、呼吸によって取り入れた一部の酸素が、強い酸化作用を持った酸素に変わった物です。

 

「活性酸素」は、そもそも体内に入り込んだ細菌を取り除く役割を持っているので、体にとって必要なものなのですが、必要以上に増加すると、健康な細胞にまで悪影響を及ぼしてしまいます。

 

「活性酸素」によって、細胞が酸化すると老化が早まり、体のあらゆる組織が衰えてきます。

シミ、シワなどの肌の衰えや、糖尿病などの生活習慣病も「活性酸素」が原因で引き起こされると言われています。

このような、体に悪影響を及ぼす「活性酸素」を取り除くには、ビタミンやファイトケミカルなどの「抗酸化物質」が必要なのですが、生姜の成分であるショウガオールには「抗酸化物質」が非常に多く含まれているのです。

「若返りのビタミン」とも呼ばれ、強い抗酸化作用を持つビタミンEは有名ですが、ショウガオールにはビタミンEの約3倍の抗酸化作用があると言われています。

 

 スポンサーリンク

 

素晴らしい生姜の力!でもこれだけは気をつけて!

多くの効能・効果を持っている生姜は素晴らしい食材で、多くのファンを魅了していますが、気をつけなければならないことも、若干あります。

 

❏食べ過ぎに注意

生姜は胃を刺激しますので、食べ過ぎると胸焼けや、腹痛、下痢などを引き起こします。

また、膨満感や、お腹にガスが溜まるといった症状も見られる場合があります。

胃腸に良いと言われ、漢方薬にもなる生姜ですが、食べ過ぎには注意しましょう。

たくさん食べても、体に異常がなければ問題ないのですが、参考までに適量と言われているのは、1日で大体、スライスした生姜で、6~10枚、およそ10g~20g程度だそうです。

適量は、人それぞれ違ってくると思いますので、自分の体の状況を見ながら、決めていくといいのではないでしょうか。

 

❏低血糖になりやすくなる

生姜を食べると、血糖値が上がりにくく、血糖値を下げる効果があります。

従って、インシュリンや薬を投薬中の糖尿病患者の方は、低血糖になりやすいので、注意する必要があります。

生姜を食べて、頭痛、めまい、動機、震え、痙攣、唇の乾燥、極度の眠気、などの症状が出た場合は低血糖の可能性がありますので、そんな時は、甘いモノを取るようにしましょう。

 

生姜好きには、たまらない!ごはんがススム「生姜の佃煮」

生姜の食べ方、取り入れ方は様々ありますが、「ごはんのおかず」になってしまう、今、私が、一番気に入っている食べ方をご紹介します。

 

生姜の佃煮

 

〈材料〉

生姜(ひねしょうが)   300g

醤油            80cc

酒                            50cc

みりん                       50cc

砂糖          大さじ3

酢            20cc

水            100c

かつおだし       小さじ1(無くてもOK)

 

〈作り方〉

①生姜の皮を剥いて細切りにします。

 皮が気にならない人は、よく洗ってそのまま細切りにします。

 

②鍋に生姜、調味料、水を入れ、弱火から中火くらいで煮詰める。

③煮汁が少なくなってきたら出来上がり。(大体、30分程度)

 

余った煮汁は、ごはんにかけても美味しいですし、他の料理の調味料として使ってもgoodです。

作りたては、生姜独特の辛さが強く残っていますが、一晩、冷蔵庫で寝かせておくと、辛さも和らぎ食べやすくなります。

ついつい、ごはんも、生姜も食べ過ぎてしまいますので、注意しないといけません。

 

 

まとめ

生姜は、古来より、万能薬として人々に親しまれてきました。

漢方薬の中においても、70%もの割合で生姜が使われている程、その効能、効果が期待されています。

「病は冷えから」と言われるように、体が冷えていると、免疫力や基礎代謝が落ちますので、様々な病気を引き連れる要因となります。

 

そんな冷え対策、病気予防に有効なのが生姜なのです。

 

食べ方を変えることによって、体の深部や体の表面を温めたりすることが出来ますので、その時々の症状に応じて食べ方調整するのがポイントです。

 

皆さんも、毎日の食卓に、少し生姜を付け加えて、万病予防をしてみませんか!

 

 スポンサーリンク

 - 予防, 食事