糖尿ライフ.com

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入院時の食事!食べる?食べない?

      2017/06/28

突如起こった謎の肘の痛みと胸骨の痛み。

 

日に日に増す痛みのあまり、病院に駆け込んだところ、

 

細菌感染の疑いがある!

 

ということで緊急入院するハメに・・・

 

現時点で行った検査結果を見る限り、ハッキリとした原因は何も分からないのですが、念のため抗生剤を投与して様子を見るようです。

 

正直、入院なんてしたく無かったのですが、肘と胸骨の痛みが酷くなってきて日常生活にも支障をきたし始めていましたので、これはこれで良かったのかもしれません。

 

もし何かあれば、すぐに診てもらえますからね。

 

それに、私は糖尿病を患っていますので、食事管理を病院側でやってくれるのは、非常に助かります。

 

この謎の肘と胸骨の痛みを直すと同時に、

 

HbA1Cの値も改善されるといいな!

 

と密かに期待しているワタシ。

 

果たして病院食ってどのようなものが出てくるのでしょうか?

美味しいのか不味いのか?

血糖値はどうなるのか?

 

今回、色々分かったこと、思ったことについてお伝えしたいと思います。

 

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糖尿病患者向けの食事はどんなものが出てくるのか?

入院当初、担当医からは、

 

血糖値が高いと薬の効きが悪くなります。

血糖コントロールが大切ですので間食は、控えてください。

 

ときつく言い渡されています。

 

フムフム。

なるほど、血糖値が高いと薬の効きも悪くなるのか!

やっぱり高血糖って体に良くないんだな。

 

と改めて納得するワタシ。

 

普段、自分で気を付けていても、ついつい糖質を含んだものを食べ過ぎたりしてしまい、反省することが多々あるワタシですが、ここは病院です。

 

そんな心配は全く必要ないと言っても過言ではありません。

 

安心して食事を頂くことができます。

 

さてさて、一体どんな食事が出てくるのか?

 

 

じゃーん!

これが、我が病院の食事です。

ご丁寧にごはんの量までプリントアウトしてくれています。

<この日の献立>

・ごはん200g

・鶏肉ジャガイモ

・オクラの和え物

・ヨーグルト

・オレンジ

 

 

・・・・・

・・・・・

・・・・・

 

ん~~?

これは、何かの間違いなのでしょうか?

結構、というか、かなり糖質たっぷり料理です。

 

ごはん200g → 糖質73.6g

ヨーグルト1個100g → 糖質14.8g

 

他にも

 

ジャガイモ

オレンジ

 

と糖質がしっかり含まれている食べ物ばかりです。

 

糖尿病を患っているとはいえ、糖質は必要な栄養源ですのである程度は摂取する必要があるとは思いますが、

 

ごはん200g・・・

これは、ちょっと多過ぎなのでは?

 

と若干不安になります。

 

でもまぁ、こういう時もあるだろうと、出されるがまま綺麗に残さず食べます。

でも実際には、次の食事も、その次の食事もごはん200gは変わりません。

 

食事例2この時の糖質は白米200gだけですね。

 

食事例3糖質は白米200gとヨーグルト。

 

ワタシは、白米を食べると血糖値が爆上げするタイプです。

これは、今まで何度も何度も自己血糖測定器で測ってきていますので、悲しいけど紛れもない事実です。

 

そんな体質であるにも関わらず、このまま、病院側で出されるまま白米を200gも食べ続けても大丈夫なのでしょうか?

 

念の為、どれくらい上がってしまうか測ってみることにしました。

 

病院食を食べると食後血糖値はどうなる?

担当医から、

 

薬の効きに影響するので、血糖値は上げないように!

 

と言われているのに、毎食、毎食、

 

ごはん200g

 

も食べさせられていては、食後の高血糖が心配です。

 

実際、血糖値がどれくらい上がっているのか試しに測ってみることにしました。

 

<ある日の朝食>

・ごはん200g

・納豆

・青菜の塩づけ

・のり

・ねぎ

・味噌汁

 

<空腹時&食後血糖値>

空腹時血糖値:126mg/dl

1時間後血糖値:227mg/dl

2時間後血糖値:140mg/dl

 

前日も白米をしっかり食べていたからでしょうか。

空腹時血糖値が126mg/dlと高めです。

 

そして、やはり食後1時間後に血糖値が227mg/dlと、かなりの高血糖状態です。

 

血糖値が180mg/dlを超えるとグルコーススパイクが発生して血管を破壊し始めます。

普段から極力、そこは超えないように注意しているのですが、200mg/dlオーバーとなるとこれはちょっと高過ぎです。

グルコーススパイク → 関連記事:食後血糖値の数値はどれくらいになると危険なの?

 

やはり、白米200gは、私にとって多過ぎですね。

 

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病院側に食事改善の要求するとどうなる?

毎食、200gもの白米が出てくる病院の食事。

 

食後血糖値のことを考えると、この量は間違いなく多過ぎです。

 

ワタシは、意を決して看護婦さんにこのことを話してみました。

 

ワタシ

「担当医から薬の効きに影響が出るので血糖値を上げないようにと言われています。」

「でも、病院の食事は血糖値を上げるメニューが多く、特に白米200gは多過ぎではないかと感じています。」

「白米などの糖質を減らし、その分タンパク質や脂質など別の栄養素に置き換えることは可能なのでしょうか?」

 

と聞いてみてみたところ、

 

看護婦さんA

「病院の食事は、栄養士さんによってちゃんと考えて作られていますので、全部食べて大丈夫です。」

 

ワタシ

「おっしゃっていることはわかりますが、今、私が問題にしているのは、糖質の量のことです。糖質が多いと血糖値が上がってしまうのが問題なのです。」

 

「せっかく間食をしないで血糖コントロールをしていても、毎回の食事で血糖値が爆上げしてしまうのは問題ではないかと感じています。」

 

看護婦さんA

「ですから病院の食事は、カロリーを計算して作られているので問題ありません。」

「全部食べても大丈夫です。」

 

ワタシ

「カロリーコントロールは大切なことだと理解しています。でもカロリーと血糖値は全く関係ありません。」

「血糖値を上げるのは糖質です。」

「特にワタシの場合、白米を食べると滅茶苦茶、血糖値が上がってしまいますので、そこが問題だと思っています。白米の量を減らすことは出来ないでしょか?」

「また、看護婦さんがおっしゃる通り、カロリーも大切ですので、減らした白米分のカロリーを他の栄養素で補うことは出来ないか?と考えているのです。」

 

と訴えると、

 

看護婦さんA

「・・・・・」

「病院食を食べていれば問題ないと思いますが、食事のメニューについては栄養士さんと話してください。」

 

ワタシ

「わかりました。」

「では、栄養士さんと話しをさせてください。」

 

ということで看護婦さんとの会話は終了したのでした。

 

 

ん~。

どうも、ここの看護婦さんとは、話がかみ合いません。

 

少し前にも、病室でコーヒーを飲んでいたら、別の看護婦さんから、

 

看護婦さんB

「コーヒーを飲んではいけませんよ~」

「血糖値が上がってしまいますからね~。」

 

ワタシ

「いや、大丈夫ですよ。コレ、ミルクも砂糖も入っていないブラックコーヒーですから~」

 

看護婦さんB

「無糖でも血糖値は上がりますからダメですよ~」

 

と真顔で言ってきます。

 

あまり、議論することでは無いのかもしれませんが、

 

「無糖なら血糖値は上がりませんよ」

 

と食い下がってみるワタシ。

 

そんな私の抵抗もむなしく、

 

看護婦さんB

「間食はダメです!無糖でもダメ!」

 

とピシャリと言われてしまいます。

 

さすがにこの回答には、あきれてしまいましたが、看護婦さんの立場からすると、管理上全部ダメにしておいた方が良いのかもしれません。

 

それとも、血糖値を上げるのは、

 

糖質

 

だということを認識していないのか?

 

理由はよくわかりませんが、

 

病院食以外に口にしてはダメ!

 

というのがスタンダードな考え方のようです。

 

病院側に何かを変えてほしい場合は?

もし、私のように出された食事や対応について、

 

何か変えてほしい!

 

と思った場合、

 

看護婦さんに言ってもダメ!

 

です。

 

然るべき決定権を持つ人、

 

すなわち、医師や栄養士など、

 

指示を出す側の人を動かさないと何一つ改善されることはありません。

 

当たり前と言えば、当たり前ですが、今回の入院生活で改めてそう思うのでした。

 

ちなみに、後日、主治医からは、ブラックコーヒーは、

 

「OK」

 

と言ってもらえました。

 

良かった!良かった!

 

自主糖質改善をしたら血糖値はどうなったか?

栄養士さんに食事について相談するまでの間、出された食事を全部食べるかどうか考えましたが、やはり食後血糖値が高くなるのは良くありませんので、

 

自主的に食事改善

 

をすることにしました。

 

<減らしたもの>

白米:200g → 100g

ヨーグルト:食べない

果物:食べない

 

<食べてもよい糖質>

上記以外の糖質、じゃがいも、トウモロコシなどおかずに入っている糖質や食パンなど小麦系の糖質については、食べることにしました。

 

勝手に糖質制限をしたことにより、カロリー不足が心配でしたが一時的なことですので、目をつぶることにします。

 

果たして血糖値は下がってくれるのか?

 

測定結果を見てみることにします。

 

血糖値測定1

<ある日の朝食>

・白米100g

・さわら

・大根煮物

・エノキ青菜塩漬け

・お茶

・無糖ミルクコーヒー

 

<残したもの>

・白米100g

・ヨーグルト100g

 

<測定結果>

空腹時血糖値:106mg/dl

1時間後血糖値:116mg/dl

2時間後血糖値:144mg/dl

3時間後血糖値:101mg/dl

 

 

おー!

やはりと言うべきか、案の定、血糖値を低く抑えることが出来ました。

 

2時間後の血糖値が1時間後の血糖値よりも高くなっているのは、恐らく白米を一番最後にゆっくり食べたことが原因ではないかと思われます。

 

それでも、144mg/dlですので全然OKですね。

 

念の為、3時間後血糖値も測ってみましたが、更に上がることもなく正常の範囲内に収まってくれています。

 

血糖値測定2

<ある日の昼食>

・白米100g

・さわら

・マカロニ

 

<残したもの>

・バナナ1本

 

<測定結果>

空腹時血糖値:87mg/dl

1時間後血糖値:136mg/dl

2時間後血糖値:132mg/dl

 

 

ん~!

素晴らしいですね。

 

この頃はすでに白米の量を減らしていますので、空腹時血糖値も二桁台になっています。

 

そして、1時間後も2時間後も正常の範囲内である140mg/dl以下に収まっています。

この血糖値が維持できれば薬の効きにも悪い影響を与えることは無いでしょう。

 

やはり、白米の量を減らすと血糖値は随分低く抑えることが出来るものですね。

 

まとめ

入院当初、食事管理を病院側にやってもらえることで、

 

安全、安心

 

と思っていたワタシ。

 

しかし、実際には、

 

ごはんたっぷり!

糖質たっぷり!

 

な食事のオンパレード!

 

お医者さんは、

 

血糖値を上げてはいけません!

 

でも、病院の食事は、

 

血糖値爆上げ食!

 

この矛盾を看護婦さんに言っても、

 

理解してもらえない・・・

 

なんてことがありました。

 

本当は、言われた通りにしているのが良いのかもしれませんが、こちらとしても、病気を早く治したいので必死です。

 

自分の身は、自分で守る!

 

っていう訳じゃありませんが、納得できないことや疑問に思っていることは、

 

きちんと伝える!

理解してもらえるよう訴え続ける!

 

というのもアリなのではないかと思うのでした。

 

ちなみに、食事改善について栄養士さんとお話ししたところ、ご飯の量が、

 

200G → 150g

 

に変わりました。

変更してくれたことは、大変ありがたく思いましたが、でもやっぱり、

 

50g

 

は、ちゃんと残すワタシなのでした・・・

 

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