もしかしたら糖尿病?見落としがちな「体」 のサイン
2015/11/03
皆さんは、糖尿病の症状って、どのようなものがあるか、ご存じですか?
恥ずかしながら、私は糖尿病になるまで、全く知りませんでした。
糖尿病の症状は、初期段階や糖尿病一歩手前の段階であっても様々な形で「体」にサインを送っています。
しかし、「体」から、糖尿病のサインが出ていたとしても、普段から注意深く意識していないと、なかなか気付くことは出来ませんし、もし気がついたとしても「思い過ごし?」などと思ってしまうやっかいなサインなのです。
余程のことがない限り、まさか自分の「体」に異常がある、ましてや糖尿病だとは夢にも思わないことでしょう。
私と同じように、糖尿病と診断されて初めて、
「そういえば、そのような症状が出ていたかもしれない」
と気付くことが多いのです。
今回は、「体」が発する糖尿病に関する様々なサインについてご紹介したいと思います。
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サインを見逃すな!糖尿病をいち早く見つけよう。
糖尿病予防や合併症を防ぐ為にも、カラダの状態を常日頃、チェックしておき、「おかしいな?」と思ったら迷わず病院で診察してもらうようにしましょう。
糖尿病は早期発見、早期治療がなにより有効ですので、面倒がらずに直ぐに病院に行きましょう。
先に延ばしたとしても、何も得るものはありません。
代表的な糖尿病のサイン!
多尿(いつもと比べて一回の尿の量が著しく多い)
血糖値が高くなると、すべての「糖」が体内に吸収されず、血液の中を漂っています。
「糖」が血液中に残ったままでいますと体に悪影響を及ぼしてしまいますので、腎臓などの働きにより、余分な「糖」を尿と一緒に体の外へ出そうとします。
その為、普段より多量の尿が出てしまうのです。
多尿は高血糖のサインです!
❏のどが異常に渇く!
高血糖によって、多量の尿が排泄されますと、体の水分が、不足してしまいますので、のどが異常に渇きます。
水分を補給しても、のどの渇きが癒えず、何度もトイレに行くようなことがあれば、糖尿病が原因の、のどの渇きであることが考えられます。
「異常にのどが渇く!「飲んでも、飲んでも、のどが渇く!」こんな場合は要注意です!
体重が落ちてきた!
一般的に、体重が減ることは、肯定的に受け止められがちですが、特に運動やダイエットをしている訳でも無いのに、急に体重が落ちてきた時は要注意です!
「糖」は体にとって必要なエネルギー源なのですが、膵臓の機能が衰えている場合などは、「糖」を体内に吸収させる働きを持ったインシュリンが、十分に行き渡らなくなり、「糖」を体内に取り込ませることが出来なくなってしまうのです。
すると、体はエネルギー不足を解消する為、体内に蓄えていた「脂肪」や「タンパク質」を栄養源として消費し始めるのです。
したがって、いくら食べても、「糖」が吸収されずに体内の「脂肪」や「タンパク質」を消費してしまい、カロリーも不足して痩せてしまうという訳なのです。
例えるならば、
車にガソリンを補給しても、
タンクからどんどん燃料が漏れ出していて、
「常にガス欠」
の状態になっているということなのです。
理由の無い体重の減少は危険なサインです!
❏体が疲れる!だるい!
なんだか、最近、体が「疲れやすい」、「だるい」などの症状が出た時は、糖尿病を疑ってみてください。
体の「疲れ」や「だるさ」などは、日々の生活の中でもよくあることですし、加齢の影響などと安易に考えられがちなのですが、「糖尿病のサイン」の一つであるということも、覚えておいてください。
なぜかといいますと、膵臓が疲弊しインシュリンの働きが悪くなっているがゆえに、エネルギー源の「糖」が体に吸収されず、エネルギー不足を起こしている可能性があるからです。
体にきちんと必要な栄養が行き渡っていないのですから、「疲れやすく」なったり、「だるく」なったりするのは、当然といえば当然ですね。
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まとめ
初期の糖尿病の症状は、
「多尿」
「異常な、のどの渇き」
「体重の減少」
「疲れ、だるさ」
などが上げられます。
しかしどれも、日常生活の中で、普通に起こり得ることばかりですので、これが糖尿病のサインであることは、意識しない限り認識できないと思います。
更に困るのが、どれも本人の感覚が頼りですので、体に痛みなどの特別な症状が出ないかぎり、どう判断して良いか困ってしまいます。
ご参考まで大体の目安をご紹介します。
【一般的な成人男性の場合】
「多尿」
1日2.5L~3L以上 (正常値:0.5L~2L)
「異常な、のどの渇き」
通常1.5L程度が適正と言われていますので、2Lを超えて飲むのは、やはり異常だと言えるではないでしょうか。
「体重の減少」
何も理由がなく、半年で5%以上の体重の減少は危険だと言われています。
70㎏の人ですと66.5㎏で注意が必要ということになります。
「疲れ、だるさ」
数値では表しにくいですが、いつもの「疲れ、だるさ」と違っていたり、休養を十分に取っても「疲れ、だるさ」が改善されないなどの場合は、早めに医師の診断を受けたほうが良いと思います。
これらの症状に、どれか一つでも当てはまるのであれば、一度、受診されてみては如何でしょうか?
もちろん、何も無いことに越したことはありませんが、万が一、糖尿病が発見されることになったとしても、それは、それで、ある意味良いことなのかもしれません。
糖尿病であるにも関わらず、気付かずに放置していたばっかりに、合併症や感染症にかかってしまい、健康を著しく害してしまう方が、よほど不幸なことではないでしょうか。
糖尿病対策に早過ぎることはありません。
早め、早めがオススメです。
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