とんこつラーメンは血糖値を上げない?
久しぶりに福岡に行くことになりました。
福岡と言えば・・・
そう、博多ラーメンのメッカ!
何を隠そうこの私、とんこつラーメンが大好物!
昼食に食べるのはもちろん、ちょっと小腹が空いた時や、飲んだ後のシメのラーメンは最高です。
とんこつラーメンの何が良いかっていいますと、味はもちろんのこと、
替え玉がある
というとこ。
お腹の減り具合に応じて、麺だけ追加注文できますので、
もっと食べたい!
という欲求を満たしてくれます。
出来ることなら、毎日でも食べたいくらいです。
でも、ここ数年、糖尿病になってからというものの、この大好きなとんこつラーメンを食べる機会は、めっきりと減ってしまいました。
なぜって、それは、
ラーメン = 小麦 = 糖質
ですから、ラーメンは、血糖コントロールにおいて、最も控えなければならない食品になってしまったのです。
が、
先日、成り行きで、飲んだ後にシメのとんこつラーメンを食べてしまいました。
で、気になる血糖値はどうだったかと言いますと、なんと意外や意外、思ったほど血糖値が上がらなかったのです。(詳しくは、血糖値測定の旅(台湾)その10 日本の飲食店)
もしかして、とんこつラーメンは、血糖値を上げないのか?
いやいや、そんなワケ無いだろう!
でも、私の場合、小麦食品の場合、米に比べて血糖値が上がりにくいという特性を持っていますので、もしかすると
ラーメンは、血糖値を上げない!
ということだって十分あるかもしれません。
じゃあ、本当のところはどうなのか?
せっかく福岡に行きますので、本場のとんこつラーメンを食べて血糖値がどうなるか、実際に試してみたいと思います。
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博多一幸舎で食べて血糖値を測ってみた!
数ある博多ラーメン屋さんの中で、まず最初に選んだのは、博多駅ビル
博多デイトス
内にある
博多 一幸舎
博多駅で「ラーメン」とググってみると、ほぼ100%博多デイトス内のラーメン屋さんが出てきます。
博多デイトス内には、たくさんのラーメン屋さんが集まっていますが、その中でも、込み過ぎず、空き過ぎず、あまり並ばずに食べられそうでしたので、ここに決定します!
平成16年創業となっていますので、比較的新しいラーメン屋さんなのでしょうか?
少しお腹が空いていますので、普段、滅多にやらない、
ラーメン&ライス 850円
という禁断のメニューをチョイス!
(ごはんに辛子高菜のせて食べるとメッチャ美味しいんですよね~)
カウンター席に通されると、食べ方の指南が、ここのお店は、紅しょうがならぬ、白しょうがなんですね。珍しい~!
辛子高菜は、激辛タイプでしょうか?
入れ過ぎ注意のようです。
さりげなく長髪用にヘアゴムが用意されています。
私には、関係ありませんが、こういう気遣いはいいですね。
博多ラーメンのいいところは、ゆで時間が短いので、すぐに食べられること!
席に座ると、先にご飯、そしてほどなくしてラーメンが運ばれてきます。
具は、ねぎ、きくらげ、チャーシューと非常にシンプル。
さて、どんなお味がするか、いざ実食!
おっ、おいしい!
非常に美味しいではありませんか。
麺は、私好みのストレート細麺。
麺の硬さは、バリ硬!
濃厚スープに良く絡みいい感じです。
スープは、とろみがあって濃厚なのですが、見た目ほど味が濃くありません。
普段、スープはあまり飲まない私ですが、ついついすすってしまうほど美味しいです。
あまりにもおいしいので、スープばかり飲んでしまいますが、それだと替え玉が来た時に、スープが無くなってしまいますので、ほどほどにしておきます。
念のため、店員さんにスープを足してもらえるかどうか聞いてみましたが、どうやらNGのようです。
味が薄くなったら、備え付けのタレをかけて下さいとのこと。
ラーメンも美味しいですが、ごはんもイケます!ここの高菜、注意書きにある通りメチャクチャ辛いです。
これだけでも、頭から汗が吹き出してしまいます。
この後、替え玉を1玉注文し、今度は、辛子高菜を入れて食べてみます。
辛いけど、うまいっす!
気持ちスープを残しましたが、ほぼ完食です。久しぶりに美味しいラーメンを頂きました。
ごちそうさまでした。
<本日のランチ>
とんこつラーメン
ライス
替え玉1
かなりお腹いっぱいです。
ライスは、いらなかったかも・・・
では、早速、血糖値を測ってみたいと思います。
<測定結果>
1時間後血糖値:242㎎/dl
2時間後血糖値:309㎎/dl
3時間後血糖値:220㎎/dl
ぐぉっ!
でました、久々の食後血糖300㎎/dl越え。
これは、かなりいってしまいました。
誰ですか?
とんこつラーメンは、血糖値が上がらないなんて言った人は!
とんこつラーメン&ライスは、やはり禁断の食べ物かもしれません。
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赤のれんでラーメンを食べて血糖値を測ってみる!
一幸舎のラーメンが、とてもおいしかったので、地元博多の友人達と食事をした際、
「一幸舎のラーメンって美味しいよね!」
「有名なんでしょ?」
って聞いてみると、
「・・・一幸舎?」
「・・・知らんばい」
とつれない返事。
あれ~?
あんなに美味しいのに。
地元の人にはイマイチなのかなぁ~
なんて考えていたら、
「ラーメンなら、ここがうまいばい」
と教えてくれたのが、
赤のれん
というお店。
翌日、早速行ってみることに。
赤のれんの場所は、天神駅から歩いて4~5分のところ。
初めて行く場所は、やはりGoogleマップが頼りになります。
ナビ通りに歩いて、難なく到着です。正式名称は、「元祖 赤のれん 節ちゃんラーメン 本店」。
創業昭和21年、親子三代に渡って続いている老舗中の老舗のようです。
店内に入ってみると、結構広いです。
カウンター席だけでなく、4~6人ほど座れるテーブル席がいくつもあって、4~50人は入れそうです。
メニューを見てみると、ラーメンだけでなく、ちゃんぽんや皿うどんなどの麺類から、定食、丼物、一品料理など、ちょっとした中華料理屋さんのようです。
お酒も飲めますので、ここは、昼だけじゃなく夜も訪れたいお店ですね。
メニューがたくさんあって目移りしてしまいますが、ここは心を鬼にして、ラーメン一本でいきたいと思います。
前回の一幸舎では、ライスを付けてしまい、血糖値爆上げという結果を招いてしまいましたので、今回はラーメンのみで計測してみたいと思います。
ということで、今回オーダーしたのは、
チャーシューメン 大盛 (880円)ここ赤のれんは、珍しく大盛ラーメンがあるのです。(もちろん替え玉もあります。)
どうせ替え玉を頼むなら、あらかじめ大盛にしておけば、頼むの一回で済むので、楽ちんです。
地元民がこよなく愛す、老舗の味はこれいかに!
早速、食べてみようと思います。麺を持ち上げると。なんと細麺でなく、平打ちストレート麺です。
平打ちストレート麺も大好き!
・・・と、ここであることに気が付きます。
「そういえば、麺の硬さって聞かれてないよな?」
「麺の硬さってどうなんだろう?」
「何も聞いてこないってことは、ふつうの硬さか?」
まあ、食べてみれば分かること。
では、いただきま~す!
・・・
・・・
・・・
うっっ・・・!
ヤワい、ヤワすぎる!
なんと、まさか、まさかの私の一番苦手とする、バリヤワ麺。
麺にコシが全く無くブヨブヨです。
あ~、せっかくの老舗の味が~!!!
大失敗です。
具は、チャーシュー、ネギ、メンマのみ。
スーパーシンプル。
でも、チャーシューは、とても柔らかく普通に美味しいので大満足。
で、スープは、というと、
お~!
これは、昔ながらのとんこつスープですね。
とんこつ独特の風味がしっかり出ていますが、クセが強いというワケでもありません。
どこか懐かしい味がします。
なるほど・・・
地元っ子に愛される理由がなんとなくわかります。
スープが私には、ちょっと濃かったので、飲み干すことは出来ませんでしたが、それでも無事、完食です。大盛は、結構ボリューミーでした。
では、早速、血糖値を測ってみたいと思います。
<本日のランチ>
チャーシューメン 大盛
<測定結果>
1時間後血糖値:206㎎/dl
2時間後血糖値:204㎎/dl
3時間後血糖値:200㎎/dl
4時間後血糖値:110㎎/dl
ダメです!
これはダメ!
食後1時間後から3時間後まで、ものの見事に200㎎/dlオーバー!
ドカーンと上がって、その後、全然下がらない!
一番避けなければならないパターンです。
とんこつラーメン!
メッチャ上がるや~ん!
うま馬でラーメン食べて血糖値を測ってみる!
福岡最終日。
とんこつラーメンは、血糖値が爆上げするので、ちょっと避けてしまいましたが、
これが最後!
ということで、再びチャレンジしてみることにしてみました。
というより、いつもの悪い癖で、飲んだ後のシメのラーメンっていうやつです。
軽―くほろ酔いになったところで向かった先は、
祇園駅からほど近い、
うま馬
というお店。
ここは、居酒屋なのですが、美味しいラーメンも提供することで有名なお店です。
実は、20数年前、1度訪れたことのある懐かしいお店なのです。
当時は結構、年季の入ったお店だったと記憶していたのですが、訪れてみるとかなりおしゃれな感じになっています。
入った感じ、店のつくりが違っていましたので、店自体が違う、もしくは移転したのかもしれません。(当時は、車で連れて行ってもらったのでどうやって行ったか全く覚えていません)
そんなことはさておき、ここは皮の焼き物が有名なお店でもあります
早速、
鳥皮 3本
鳥もつ 1皿
芋焼酎 1杯
を頼んで、シメのラーメンに備えます。
ここの鳥皮は、マジで美味しいです。
鳥皮好きの方!
もし、博多を訪れることがありましたら是非食べてみてください。
いい感じで酔いも回ってきたところで、いよいよ最後のシメのラーメンです。
ラーメンを頼もうとメニューを改めてみてみると、
なんと、2種類のラーメンがあるではありませんか!
一つは、昔からある、博多では珍しい、透き通ったスープのとんこつラーメン。
もう一つは、いわゆる白濁系で今風にアレンジしているスープ。
どちらにするか悩むところですが、今回は、昔ながらの、
源流博多ラーメン
ではなく、新しい、
こくうまラーメン 750円
をチョイス。
麺は、普通のストレート細麺です。スープに黒いマー油がかかっているのがポイントです。
具には、チャーシュー、きくらげ、もやし、ネギといたってシンプル。
麺の量も、多すぎず少なすぎず、飲んだ後にちょうどいい量です。
では、早速食べてみます。
おー!
おいしいですね。
パッと見、脂っぽく見えますが、スープは意外とまろやかでさっぱりしています。
麺をすするとマー油がいい感じのアクセントになって、普通のとんこつラーメンとは一味違いとても美味しいです。
マー油がかかっていると、ちょっと苦いというかクセが出てしまうのですが、このラーメンは、その辺りのバランスがちょうどよく、非常に良いです。
博多、最後のラーメン、こちらにして正解でした。
では、気になる血糖測定です。
<食べたもの>
ビール 数杯
てんぷら
刺身
枝豆
イモ焼酎 数杯
鳥皮 3本
酢もつ
こくうまラーメン
<測定結果>
1時間後血糖値:148㎎/dl
2時間後血糖値:128㎎/dl
3時間後血糖値:129㎎/dl
あらら?
どういうことでしょう?
血糖値が全然上がっていません。
ライスや替え玉を頼まなかったから?
それとも大盛にしなかったからでしょうか?
とにかく全然血糖値が上がりません。
もしかすると、ラーメンを食べる前に何かつまんでいたのが良かったのでしょか。
まさか、事前にお酒を飲んでいたのが良かったとか?
う~ん・・・
よくわかりません。
このままですと、今回の結果だけを見る限り、
ランチのとんこつラーメンは、NG
で、
飲んだ後のシメのラーメンは、OK
ということになってしまいます。
でもこれは、もう少し調べてみる必要があるかもしれません。
まとめ
ランチでとんこつラーメンを食べると、血糖値が爆上げすることが分かりました。
とんこつラーメンは血糖値を上げない!
という淡い希望は、ものの見事に粉砕されました!
特に、ラーメンライスの組み合わせは最悪です。
私の場合、禁断の300㎎/dl越えとなってしまいます。
また、たとえライスを頼まなかったとしても麺を大盛にしてしまいますと(おそらく替え玉でも)これまた、200㎎/dl越えは避けられそうもありません。
昔、ほとんど毎日ラーメンを食べていた時期がありましたので、そのことを思うと、ちょっとゾッとしてしまいます。
一方、飲んだあとのラーメン。
一般的に、太るし体に良くないということで、おすすめされていませんが、こと血糖値の観点からだけでいうと、意外にも問題なさそうな結果が出ました。(あくまで今回の博多ラーメンと前回の台湾でのとんこつラーメンの結果だけを見た場合)
でも、だからと言って、飲んだ後のラーメンが許されるかどうか、もう少し調べてみた方が良いかもしれません。
もし、飲んだ後のラーメンがOKならば!
これはちょっと、事件です!
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