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30代で糖尿病と診断された元サラリーマンがお伝えする、糖尿病と一緒に生きていく人の為の情報ブログ

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緑茶を飲むと血糖値は?カフェインの影響は?

   

最近、めっきり飲まなくなったものがあります。

 

それは、何かというと、

 

緑茶

 

です。

 

コーヒーや紅茶は、しょっちゅう飲んでいるのですが、緑茶は全くといっていいほど飲まなくなってしまいました。

 

別に緑茶が嫌いという訳では無く、むしろ好きなのですが、なぜだかいつもコーヒー、紅茶を選択しています。

 

別にそれならそれで、何も悪いことはないのですが・・・

 

先日、

 

「そういえば緑茶って体に良かったよなぁ~」

「どんな効果があるんだっけ?」

 

と気になったので調べてみたら、これがなかなかの優れものだということが分かりました。

 

なので今回は、その緑茶についてお伝えしたいと思います。

 

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緑茶ってスゴイ!こんなにある緑茶の力!

緑茶に含まれている主な成分は、

 

・カテキン

・カフェイン

・ビタミン

・テアニン

・サポニン

 

などがあります。

 

これらの成分は、うま味、渋み、苦みなど緑茶独特の味わいのもとになっていて、体にもとても良い影響を与えます。

 

<カテキン>

緑茶といえば有名なのがカテキンです。

カテキンは、ポリフェノールの一種で、お茶の渋みの元になっています。

 

・血中コレステロールの低下

・体脂肪低下作用

・がん予防

・抗酸化作用

・虫歯予防

・抗菌作用

・抗インフルエンザ作用

・血圧上昇抑制作用

・血糖上昇抑制作用

・口臭予防

・脱臭作用

 

など、実に様々な効果が認められています。

 

<カフェイン>

カフェインは、お茶の苦みのもとです。

 

・覚醒作用

・疲労感の軽減

・眠気の軽減

・利尿作用

・持久力増加

・二日酔い防止

 

などの効果があり、摂取すると気分が爽快になるので、気分転換にぴったりな飲み物です。

 

<テアニン>

テアニンは、アミノ酸の一種で、お茶のうま味成分のもととなっています。

 

・神経細胞保護

・リラックス作用

 

などの効果が期待されています。

 

普通、カフェインを摂取すると強い興奮作用が起こるのですが、このテアニンの影響によって興奮作用は和らぎ、穏やかな興奮作用となります。

 

<サポニン>

サポニンは、強い苦みとエグみがあり、

 

・血圧低下

・抗インフルエンザ

 

などの効果があります。

 

<その他の成分>

お茶にはこの他にも、フッ素やビタミン、ミネラル、クロロフィルなどの成分が含まれており、

 

・虫歯予防

・皮膚や粘膜の健康維持

・動脈硬化予防

・消臭

 

など、様々な効果を持っています。

 

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緑茶を飲むと血糖値はどうなる?

緑茶に含まれているカテキンの作用の一つに、

 

血糖上昇抑制作用

 

というものがあります。

 

これは、腸でブドウ糖の吸収を穏やかにする効果によるものです。

 

ですから食前や食事中に緑茶を飲むと、カテキンが糖の吸収を抑えてくれますので、血糖値の上昇を抑えてくれるのです。

 

食後は、どんな人でも血糖値が上昇しますが、180mg/dl以下にに抑えなければなりません。

 

なぜなら、血糖値が180mg/dlを超えると、グルコーススパイクとなって血管を傷つけ、ボロボロにしてしまうからです。

 

血管がボロボロになってしまうと、様々な合併症を発症する恐れがありますので注意が必要です。

 

食事と一緒に緑茶を飲むということは、高血糖を抑制することにも一役かっている訳ですね。

それならば、飲まない手はありません。

 

緑茶のカフェインの影響は?

一般的に緑茶は、体に良いと言われていますが、一方でカフェインが多く含まれていますので、飲み過ぎると健康に影響が出ると考えられています。

 

カフェインは、

 

・覚醒作用

・疲労感の軽減

・眠気の軽減

・利尿作用

・持久力増加

・二日酔い防止


などの良い面もありますが、摂取し過ぎると、

 

・不眠

・頭痛

・胃痛、胃もたれ

・下痢

・貧血 

 

など、体に悪影響を及ぼしかねません。

 

よほど大量に摂取しなければ、問題ないのですが、一日に何十杯も飲むような方は注意した方が良いと思います。

 

また、飲む量だけでなく、濃さにも注意してくだい。

 

濃いお茶は、味わいがあって、とてもおいしいのですが、当然カフェインも多くなりますので、カフェインが気になる方は、薄目のお茶にした方が無難です。

 

ちなみに、緑茶にも、いくつか種類があり、カフェインの量もそれぞれ異なっていますので、含有量が少ないお茶を選ぶのも良い方法です。

 

<100gあたりのカフェインの含有量>

玉露:160mg

煎茶:20mg

玄米茶:10mg

 

私の場合、濃い緑茶を数杯飲むと、なかなか寝付けなかったりしますので、夜に飲む場合は、少量の茶葉を低温で抽出した薄めのお茶を飲むようにしています。

 

カフェインってどれくらいまでなら摂取していいの?

カフェインの摂り過ぎは、体に悪影響を及ぼしますが、それでは一体、1日どれくらいの量ならばよいのでしょうか?

 

実は、我が国、日本では、厚生労働省をはじめ、食品に関する機関でカフェインの摂取許容量や基準を決めていないようです。

現時点では、カフェインが健康にどのように影響を与えるのか、情報を収集している段階なんだそうです。

これは、ちょっと意外ですね。

 

一方、海外の欧州食品安全機関(EFSA)では、健康な成人が摂取しても安全なカフェインの量を、

 

1回:3mg/kgまで

1日:5.7mg/kgまで

 

と決めているようです。

 

例えば、体重70kgの人であれば、

 

1回:210mg

1日:399mg

 

までが許容の範囲内ということになります。

カフェインの摂取量を性別や年齢ではなく、体重で分けているのがポイントですね。

 

ちなみに、

小児~青年の場合 1日:3mg/kg

妊婦・授乳婦の場合 1日:200mg/kg

 

までなら安全だと考えられているようです。

 

でも、子供や妊婦さん、授乳中の方は、なるべくカフェインはとらない方が、いいかもしれませんね。

 

まとめ

緑茶には、様々な成分が含まれており、健康への効果も高いので積極的に飲みたい飲み物です。

 

特に糖尿病を患っている人は、

・血糖値の抑制

・血中コレステロールの低下

・体脂肪の低下

・血圧の低下

など、合併症の発症を抑制する効果が期待できますので、日々の生活に緑茶を飲む習慣を取り入れたいものです。

 

しかし、いくら体に良い緑茶と言えど、飲み過ぎは禁物です。

飲み過ぎは、カフェインの摂り過ぎになり、健康を害する危険性があります。

 

朝、昼、晩、食事前や食事中に、2~3杯+αくらいが、丁度良いかもしれません。

 

私も今回、改めて緑茶の効果について認識いたしましたので、早速、今晩から緑茶を飲み始めたいと思います。

 

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