子供が2型糖尿病!?その症状と治療方法は?
2015/11/03
2型糖尿病は大人に多い病気ですが、子供であっても2型糖尿病にならないということはありません。
近年では、肥満が原因で子供の2型糖尿病の患者が増加傾向にあるとのことです。
原因は様々だと思いますが、一般的には、栄養バランスの偏った食生活、お菓子や甘い飲料の摂り過ぎ、加えて運動不足や遺伝などが原因だと言われています。
子供の2型糖尿病は自覚症状があまり見られないため、本人が病気であるという認識を持ちにくいとそうです。
ですから子供には、親がちゃんと病気について理解させ、治療の重要性をわかってもらわねばなりません。
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子供の2型糖尿病の治療について
子供の2型糖尿病の治療の場合でも、大人と同じく血糖値をコントロールすることがとても重要になってきます。
「食事療法」、「運動療法」、「薬物療法」など状況に応じて治療を行うことになりますが、目的は「合併症を起こさない」ことに他なりません。
糖尿病は放っておくと子供であっても容赦なく「神経障害」「網膜症」「腎症」といった怖い病気を引き越してしまうのです。
子供の時に発症しまったということは、大人になってから発症した人よりも当然、糖尿病と長く向き合っていかなければなりませんので、その分、合併症になってしまうリスクだって上がってしまうということを理解する必要があります。
本人のみならず保護者は糖尿病の治療に心してかからねばなりません。
しかし、2型糖尿病は自覚症状があまり無く、最初は薬物治療も行われないことが多いゆえ、治療をおろそかにしてしまったり、病院へも行かなくなってしまったりと病気を軽く見てしまう傾向があるようです。
したがって、最初からインシュリンが必要とされる1型糖尿病患者と比べて、合併症を引き起こす可能性が高いそうですので注意する必要があります。
治療は「食事」と「運動」が基本
子供の2型糖尿病は、殆どが生活習慣を起因している場合が多いそうです。
簡単にいいますと「肥満」が原因です。
従って、まずやらなければならないのは、「肥満」を解消することです。
「規則正しく」、
「バランスの良い食事を行い」、
「運動をする」
たったこれだけです。
もともと、子供は成長過程においてカロリーを消費しやすいですから、少し食生活を見直すだけでも簡単に改善出来るのではないでしょうか。
運動する機会を増やすためにも地域のスポーツ団体に所属してみてはいかがでしょう。
人気の水泳、サッカー、体操教室や武道、ダンス、野球テニスなど、子供が興味をもったものであれば何でも良いと思います。
水泳、体操、剣道などは全身運動ですので、オススメのスポーツと言われています。
どうしても血糖値がコントロールできなかったら
食事療法や運動療法を実施しても血糖値のコントロールが難しい場合は、最後の手段として薬の力を借りる必要があります。
しかし薬物療法を始めたからと言って食事療法や運動療法は継続していく必要があります。
食事療法や運動療法は薬の効果を最大限に引き上げるためにも大切なことなのです。
血糖値をコントロールできるようになれば、薬の服用をやめることも十分可能だと思いますので、是非、継続して実施してみるべきだと思います。
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治療にあたり注意すべきこと
成長期である子供は、摂取しなければならないエネルギーが変わってきますので、食事療法を行う場合、その都度調整していく必要があります。
そして小さな乳幼児意外は、徐々に保護者だけでなく、子供自信が自己管理を意識して生活するようになっていかなければなりません。
そして一番注意しなければならないことは、治療を行っていると、一時的に病状が改善することがあるのですが、自覚症状も特に無いという理由で、勝手に治療をやめてしまうことです。
自己判断で治療をストップしてしまうと、知らず知らずのうちに症状が進んでしまい、合併症を発症させる恐れが、格段に上がってしまいますので絶対に勝手に途中で治療をやめてはいけません。
まとめ
子供の2型糖尿病の治療は、本人の力だけでなく周囲の環境や協力が不可欠です。
本人もさることながら、家族の意識の変換が必要なのです。
今まで過ごしてきた習慣を改め、ある意味180度、変えなくてはならないのかもしれません。
目には見えない血糖値のコントロールということを意識して生活しなければならないのです。
初めは、当然しんどいとことも多いと思いますが、いずれ必ず慣れてくると思います。
正しい食事、適度な運動の習慣がついてしまえばこっちのものです。
かわいい我が子が、苦しくて辛い重大な病気を引き起こさないよう、厳しくも暖かく指導して、健やかな生活を多くれるようにしていきませんか。
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